
コニさん、「メタボ2世」です。
塩ビ管もここまで太いと迫力があります。
シルバーのボディがたくましいです。
音出しです。
驚異的な超ワイドレンジです。
重低音までしっかり再生しつつ高音も繊細に伸びています。
さすがに25cmクラスのウーハーが入っているとフルレンジ1発とは違う低音です。
実は試聴の間ずっとそう思って聴いていました。
ところが会の終わりに内部構造を見せてもらってびっくりです。
機体の下が重いのはウーハーが入っているのではなく、
エポキシで固めた鉛のせいだったのです。
ウーハーなんてありません。
何と10cmフルレンジ1発でこの重低音です。
ムリムリに絞り出しているのではなく、歪み感のなく余裕の超ワイドレンジ。
驚きのスピーカーです。
低音増強はJSP方式です。ということはバスレフの一種と考えていいのでしょうか。
恐るべしJSP。
ちなみにダクト開口は底面です。これも後で分かりました。
音質でいうとこれもまたいい。
金管楽器が良く、奥行きのある音場が展開します。
アタック音がはっきり出て、鮮度が高いイメージです。
ピアノも近くで演奏している感じです。
そういう録音なのでしょうか。
ドラムの連打も良好な定位のまま、迫力があります。
ギターはややマイルドな印象で中低音にわずかにモヤッとした感じがしますが、
これは私の試聴位置が悪いのかもしれません。
最後の女性ボーカルが男性ボーカルっぽく聞こえたのは
録音のせいか、低音の出方のせいか、会場のせいかは判然としませんでした。
このスピーカーをデッドコピーしても多分この音は出ません。
ユニット取り付けを初め、吸音材のチューニングなどスペシャルな工夫が随所にあり、
コニさん以外では再現不可能ではないかと思いました。
ものすごい技術の集大成を見せていただきました。
スポンサーサイト
身に余るお褒めのコメント有り難うございます。
ここまでご評価頂けるとは思いもよりませんでした。嬉しい。
音が良いと感じられたのはユニットの素性が良いからだと思います。
特性表を見て頂くとご理解頂けると思いますがフルレンジとしては驚異的な周波数特性で高音が伸びています。
とても高価なユニットなので敬意を表して気合いを入れて作りました。
最後の女性ボーカルは家で聴いてもケイさんと同じ印象です。
JacinthaやMariah Careyはそれなりの声で聴けます。
家に持ち帰ってからはユニットをDCU-F131Wに代えダクトを17センチに差し替え(Fd40Hz位)て聴いてます。
結構低音が下まで伸びてます。
手持ち7種類のユニットと3種類のダクト(10、15、17センチ)の組み合わせで音の違いを楽しめます。
まったくそのとおりで、スピード感のある低音とバランス感、コニさんのこだわりから出される音ですよね。
実は前日ご自宅にお伺いさせていただきまして、そこで聴いた音はもっとクリアに鳴っていたように思います。
こだわるほどに音が研ぎ澄まされる、そう思えてとても良い刺激を頂きました。
コニさん、
10cmユニットからこれほどの音が出せることを体験でき
感謝しております。
ユニットは確かに高価な部類とは思いますが、それだけで出る音ではないことは皆さん分かっていたでしょう。
PARCのウッドコーンとの比較があれば良かったですね。
ゆったり人さん、
ご自宅ではもっとクリアだったのですか!
う~ん、すごいスピーカーだ…。
ケイさんの超ワイドレンジとの発言、KO球さんの同じような表現。
制作者本人は70才のジジイなので12~3KHz以上は聞き取れず、綺麗な高音だな、位しか感じていませんでした。
今日は家族も出払い静かなのでメタボ2世にAlpair7とParcのDCU-132Wの測定をしてみました。
測定器(騒音計)はフェデリックス社のPolarisαとワーブルトーンの入ったCD。
マイク位置は普段聴いている所、高さ90センチ、スピーカーから1.5メートルくらいの中央、ちょうど三角形の頂点に当たる位置。
1KHzの信号を流し80dBにプリアンプの音量をセットする(STREO)。
その状態でワーブル信号音を流し音量を測定し読み取りました。
DCU-132W Alpair7
Hz dB dB
20 0 0
25 60 60
31.5 73 73
40 79 79
50 77 77
63 72 74
80 76 77
100 76 77
125 74 75
160 70 70
200 68 68
250 77 79
315 74 76
400 78 80
500 74 75
630 76 77
800 80 80
1000 80 80
1250 81 81
1600 79 81
2000 75 77
2500 76 78
3150 76 76
4000 73 75
5000 76 74
6300 80 79
8000 82 80
10000 75 82
12500 63 75
16000 55 77
20000 0 71
以上のような計測データが取れました。
考えていた以上に低音が出ていること。
160~200Hzに目立つ谷が有るのは部屋の特性と思われる。
8000Hz位までは驚くほど似通った特性である事
10KHzを境に高音の出方に格段の差が出た事
このデーターを見てケイさん、KO球さんの聴覚の鋭さを改めて感じました。
音の質はデーターでは読み取れませんが、Alpair7の何処までものびる高音はデーターの通りです。
コニさん、おはようございます。
実験報告ありがとうございます。
ユニット名はDCU-131Wではないでしょうか。
>ケイさん、KO球さんの聴覚の鋭さを改めて感じました。
KO球さんはともかく、私は全然です。
高音レベルが高くてクセがあまりなく感じたので伸びていると思っただけです。
ユニットを換えても同じような周波数特性になるのは意外でした。
PARCのウッドコーンご指摘のとおりです、間違えて失礼しました。
データーも読みにくくて済みません、原稿は綺麗に揃っているのですがアップするとレイアウトが崩れてしまいます。
同じ内容を「集まれ塩ビ管」にも投稿しましたが同じですね。
それにしてもAlpair7の高音の伸びは下手なツイター以上です。
コニさん、
本当に20kHzでもAlpair7の高音の落ちはほとんどありませんね。
欲しくなるようなすごいユニットです。
でも値段が…。
CHR-70ならAlpairの半額以下で買えますが、どうなんでしょうね?
良さげな感じなのですが…
http://www.fidelitatem-sound.com/CHR70v3.html
古舘さん、こんばんは
実は事前に調べてCHR-70が超お得と思いコイズミ無線に出向きました。
いざ買う段になって思ったことは同じ口径のAlpair7がちらつき、
CHR-70で満足できなかったらAlpair7、二重投資は避けたい、となりました。
在庫はゴールドばかりで希望のグレイが無く取り寄せをお願いしました。
幸い常務様の好意で六本木工学から譲って頂いて用意頂いた訳です。
CHR-70も良さそうですよね(ペーパーコーンでしたね)
今回初めてMarkAudio製品使いましたが作りが丁寧ですね。
コニさん、CHR-70はアルミマグネシウム合金ですよ。
アルペアがマグネシウム・アルミハイブリッドコーンと違う書き方で書いてあるので全く同じ材質ではないようですが…。
ペーパーコーンはCHP-70ですね。超軽量シルク混合パルプって書いて有ります。ネーミングがちょっと紛らわしいですね。
>CHR-70はアルミマグネシウム合金ですよ。
→ほんとだ!! 品番似てますね、ペーパーと思ってました。
特性も良いしF0はむしろ低い、これも試して見たくなるユニットですね。