
私としては非常に興味がある機体の登場です。
昨年度ステレオ誌自作スピーカーコンテスト第1位を獲得した古舘@横浜さんです。
今やオーソドックスな感もあるダブルバスレフです。
でもただのダブルバスレフではありません。
板厚が30mmもあります。
きれいなテーパー形状と重厚な色合いで、ものすごーーーーく高級感があります。
ツイーターを取り付けた養生テープの色が妙にアクセントになっています。
音出しです。
ウッドベースが実にいいです。
量感と締まりが良いバランスかつ伸びもあり弾けるようです。
全体的なトランジェントも良好でピアノが生き生きしています。
女性ボーカルもクリアなのにサ行がきつくありません。
ただエレキと重なるとやや苦しい感じもします。
神楽坂で聴いたダブルバスレフのP800は
低音帯域をを伸ばすと中低音が痩せた感じになるものが多かったのですが、
これはそんな風にはなりません。
音場、定位は普通に感じました。
ジャズがいい雰囲気で鳴るスピーカーです。
ツイーターは存在を意識させない絶妙なマッチングです。
ないとやっぱり寂しいのかな?
どうしてこれが(以下略)。
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ケイさん、紹介ありがとうございます。
辛口のコメントを覚悟していましたが、大甘でしたね。
組み立てて不満を感じなかったので吸音材は一切使わなかったので、耳の良いケイさんならそこら辺の指摘が有るかもと思っていましたが、特に無かったようですね。
ツィーターには太いケーブルを使ったため突っ張って横を向いてしまったために苦肉の策で養生テープで固定しましたが、アクセントになっていましたか!?
P800の特性を余り変えないスーパーツィーター的な使い方をしたかったので1μFから徐々に減らして最終的には0.47μF逆相になっています。(クロス40kHz 6dB/oct)一度付けて聴くと外すと物足りなくなりますね。
低域に関しては吸音材を使わなかったせいかエージングが進む前から量感たっぷりで、エージングが進むと出過ぎの感が有ったので、第二ポートを60Hzから52Hzに下げましたが中抜けは感じませんでした。
皆さんから書類審査を通過していれば…と良く言われますが、嬉しい限りです。ありがとうございました。
どうしてこれが・・・・・。
ですね、書類審査って何を基準にするのでしょう。
小生は音の良いスピーカーを決めるものと思っていました。
今回は応募作品が多いので・・・・サイコロ振って・・・・。
古舘@横浜 さん、こんばんは。
えっ、大甘ですか?
自分なりにけっこうアラを探してみたんですけど、
ほとんどないんですよね。
吸音材がないとは思いませんでした。
ネガな要素はエレキの時にやや混濁するぐらいしか感じませんでしたから。
弾けるような音は吸音材レスのおかげなんですね。
本戦に進まなかったのが本当に不思議でなりません。
コニさん、こんばんは。
本戦ではプレスフレーム剥き出しの機体が多かったので、
フィニッシュレベルでも古舘@横浜 さんのスピーカーは圧倒的な出来です。
受賞作の音はいろいろでした。
本当に不思議です。
提出書類の書き方にも問題が有ったんだと思いますが、板を厚くして剛性を上げて音質を上げるオーソドックスな地味なアプローチは受け入れられないんでしょう。
これが12mmのコンパネやMDFの裏に補強や全面鉛を貼って制振や剛性を上げたりする努力や工夫をする方法ならウェルカムなのでしょうね。
アールエフさんも余り苦労をせずに満足する音になったようですが、これも組み立ててから殆ど苦労しませんでしたが、努力の跡って言うのが結構大切なのかも知れません。
聴いて貰うには、何らかの目を引くアイデア、色、形や工夫、努力の跡などが必要ですね。
一般に簡単に手に入らない材料を使うのも不利なのかも知れません。
本当に本選出場が出来なくて残念です。
オフ会での私の印象では、古館さんの作品が一番バランスが良く
癖のない鳴りっぷりでした。
後で送っていただいた周波数特性図をみて納得しました。
見事に平らですね。
あのユニットの中音域がここまでフラットになるのは不思議です。
市販品でも、なかなかこの特性は無いと思います。
古舘@横浜 さん、
書類はサラッと書くとダメっぽい気がしました。
最近の石田先生は安いコンパネを使うことが多いようですね。
正攻法の物量投入もダメなのかなとは感じました。
アールefu さん、
特性図、見てみたいです。
P800の中域ピークはくせ者で、
私の場合、吸音材で取れなかったので、
電気回路に頼ってしまいました。
でも古舘@横浜 さんのは吸音材が入っていないんですよね。
どうやったんだろ…。
f特は日記の「P800DB音出し」に出来たばかりの奴を載せてあります。
出品にあたり何箇所か追加/変更した部分は有るので一度整理してまとめてみます。そこで最新のf特も一緒に載せようかと思います。
中域の癖を取る対策は特にしていません。
最初に組み立てたままですが、しいて言えば主空気室のユニットの後ろに斜めに板を入れています。少しでも定在波を防げればと組み立て中に思い付きでその場で入れたので左右で傾きが違ってたりします。これが利いたのかな?これは最初の日記に写真が有ります。
古舘@横浜さん、おはようございます。
塩ビ管の方がなぜか開けないので、日記が見られない状態です。
アクセスできたらF特を見せていただきたいと思います。
斜めの板が効いているのでしょうか。
だとするとあのクセは定在波なのかな?