プレーヤーの音出し

いただいたプレーヤー、パイオニアDV-S757Aをじっくり聴いてみました。
結論から言うと、プレーヤーで音が本当に良くなるいうことが体験できました。
アンプやスピーカーは変えたことがあるのですが、プレーヤーを変えた経験がないので、
どのぐらい音が変わるのか変わらないのかを知る機会がありませんでした。
過日あった「PARCサウンド鑑賞会」でのCDプレーヤー比較ではよく分からなかったんですよ。
音出しです。
一聴した感想は低音が出なくなったなってことでした。
よくよく聴いてみると出ているのですが、量感が少なくすっきりした低音に変化です。
でも、分解能は上がっている感じもします。
低音が抑え気味なので逆に中高域が華やかで帯域重心が上がった感触です。
それがいかにも私のイメージするパイオニアサウンドで、繊細で情報量が多くて高域がちょっと華やか。
Lo-D DA-703Dとはボーカルに大きな差がありました。
♪ほおら~足下を見~てごらん~♪
あれ?ハスキーじゃないぞ。
なめらかできついとこがなくいい感じです。スピーカー能力が数段上がったかのようです。
オフコース「FAIRWAY」24bitデジタルリマスタリングをトレイに乗せます。
これが最悪な音のCDで、帯域レンジ、ダイナミックレンジが共に狭く、カリカリなリマスタでボーカルがむちゃくちゃ荒れまくりなものでした。
同じ盤のアナログとの比較でも、悪くなったとしか思えないCDでした。
Lo-Dではどうしようもない音でしたが、DV-S757Aではボーカルがどうにか聴けるレベルに改善です。
バックコーラスも細かく聞こるようになりました。
同じようにピアノもきれ~い。
ボーカルが前面に出てきて、なめらかに美しく聴かせるプレーヤーです。
ハーモニーも嫌みなく分離です。
エコー成分がキラキラして、きれいなボーカルに聞こえるのですが、妙に人工的な香りもします。
音場はやや平坦で奥行きが少なくなった感じです。
定位はフツーなんですけど、陰影がないっていうか…。
どのスピーカーにつないでもきれいなボーカルを奏でてくれます。
でも、この音って正しいのかなあ。
スピーカーのキャラがみんなパイオニアになってしまいます。
でもいい音だからいいのかな?
世代の新しいDACの威力でしょうか。
スピーカーのチューニングはかえって難しくなるような気もしてきました。
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