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2017スピ再技研5



スピーカーの石田さんって言ったらどなたを思い浮かべますか?

オーディオ評論家の石田善之さん。
録音技術もさることながら、優れた木工技術で理論的に作られたスピーカーが思い浮かびます。

そして匠の名がふさわしいKenbeさんこと石田健一さん。
これまた驚異的な木工技術を駆使したBHBSでコンテスト優勝は数知れず。
個人的には彼のチューニング技術こそ驚嘆に値するかと。

さらにもう一人の石田さん。
音の入り口から出口まてを自作して、トータルの音作りはマネできる人はいないと思われる、石田隆さん。

自作マルチアンプて駆動するマルチウェイスピーカーを得意としています。(たぶん)
今回は3ウェイスピーカーの「mini対向3Way」

もう外観が奇抜すぎです。
大中小の3つの太鼓のうち、大中がブラブラとぶら下がっています。
100均の荷物紐でぶら下がっていて本当にブラブラ。
ユニットは太鼓の両面に対向にお互いに連結されて固定されています。
理論上、ユニットの一次振動はゼロになります。
ユニット同士の共振、干渉を避けるため、支柱は最低限の強度しか持たせていません。

自作マルチアンプでこの3ウェイを駆動します。

いやはや、驚きの高音質です。
見た目と音質のギャップがここまで大きいスピーカーは珍しいです。
3ウェイなので当たり前ですがワイドレンジ。
マルチウェイらしく、荒れた部分は感じられず、
ひたすら低歪率のスッキリした音です。
更にユニットごとの音質をうまくそろえています。

ボーカルの淀むことなく艶やかです。

楽器ではヴァイオリンやピアノの倍音再現がよく、美しい響きを再生します。
オルガンも低音のブルブル感もしっかり再現。

これだけの音が再生できれば、もうスピーカー製作はやめにしてもいいんじゃないかと思う出来です。

あえて難を言うと、音が美しすぎて、
リアルという方向性ではないのかな。かな。
また、他のフルレンジ機体に比べると、楽器の音像が少し大きいかなとも感じました。
もっともユニットを左右に向けて鳴らしているので、致し方ないところですが。

石田さんのスピーカーって、
トランジェントが良く、低歪、そして美しい楽器再生で、いつも石田さんの音がしていると感じました。

個人的には今オフ回のナンバーワンでした。



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