iPhone のホーン つづき
iPhone 用のアコースティックホーン、
もうちょっとマジメにやってみることにしました。
まず、カットオフ周波数を決めます。
カットオフは開口面積に依存するので、開口面積を決めます。
開口部面積をとりあえず7×5cmとします。
そうすると、カットオフは1500Hzから2000Hzの間になります。
2000Hzとして、広がり係数を0.74とすると、
面積が2倍になる距離は0.9cm。
面倒なのでここは1.0cmとします。
ユニット面積は0.2×1.4cmとします。
1cm進むごとに面積が2倍になる場合、
7×5cmのホーン開口面積になるには7cm進まないといけません。
そうやってホーン部分だけを3Dプリンタで印刷してみました。
iPhone から音を出して、ホーンを当ててみましょう。
音質が上がるかな?
最近のマイブームは「愛と風のように」
ホーンを当てたりはずしたり。
音量は上がってボーカルが明瞭になります。
聴きやすいといえば聴きやすいのですが、
音質がいいかと問われると、ちょっとイマイチなんでは?
ホーンは原理上、カットオフ周波数の2倍から10倍までを再生するらしいので、
4kから20kHzまでは再生しているはずです。
が、なんかクセがあります。
エクスポネンシャルホーンとしては完璧な形なんだけど、クセがある。
AMラジオっぽい。
確かAMラジオってわざと中高域にピークを作っていたように思います。
つまり4kHzから音圧を上げるとAM。
ボーカルは聴きやすいけど、それでいいなら、
スピーカーは全てメガホンていいことになってしまいます。
メガホンはダメだろ。
エクスポネンシャルでダメならどんなホーン形状がいいんだ?
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