2018スピ再技研5
午後のスタートは海老澤さん、
機体名は不明です。
銀色の塗装で合体ロボットの趣があります。
ユニットはMark Audio "OM-MF5"
ダクトは底面に開いていて、ベースに付いた反射板で全周に低音を広げます。
低音の出がすごい。
チェロ(コントラバス?)のゴリゴリ感までしっかり出ています。
下の伸びばかりでなく、派手でやや聴き疲れする中高音に負けない低音音圧です。
その低音も締まりと歯切れがよく、全音域に渡ってハイスピードなキャラを形作っています。
しかも、不思議なくらいパワーが入ります。
いやはや驚きました。
8cmユニットでここまでワイドレンジなスピーカーができるのですね。
低音の出に気を取られますが、ボーカルも明瞭かつ美しく奏でます。
音質だけでなく音楽にも没頭できるという二面性を見事に両立させています。
9月と今回、2回の発表会で、
多数のOM-MF5使用例と遭遇しましたが、このタイプの試聴は初めてです。
拡散ベースでなく、底面を持ち上げただけのベースに換装しての試聴も行われました。
軽い感じに変わったので低音が少なくなったようです。
また、アタック音が弱くなったような気もします。
ただ何だろう、こちらの方がワサワサした中高音の細かい音の出が良くなって、リアル感が少し増しているのような変化を感じました。
今回のStereo誌コンテスト、
音質に関する入賞ハードルが一気に上がったと実感しました。
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