ステレオ誌のスピーカーコンテスト、
2次審査を通過した音出し作品以外にも
気になる作品がたくさん展示されていました。
その中でも、最大級に気になる作品はコレ。
「ヒロワタスピーカー」
渡辺弘さん
形は何の変哲もないスリットバスレフ。
素材が驚きのコンクリート!
コッソリ持ってみると、重い。
本当にコンクリートっぽい。
さらに驚くのが、裏板もコンクリートで、一体成型のようです。
いったいどうやって作ったのでしょうか?
中子を分解式で作ればいけるか?
それとも複数回の流し込みをしたのか?
音も気になります。
やはりエンクロージャーは硬くて重い方がいいのでしょうか?
よくよく見ると、既視感のあるデザインです。
生方バスレフに瓜二つ。
うーん、ヒロワタスピーカーの方がわずかに大きいかな?
ま、さ、か、
生方バスレフにコンクリートの外套を着せた、、、訳はないよな。
しかしながら、背面端子が同じようなバネ式なのも、妙に引っかかります。
いやいや、それならそれで、音がもっと気になります。
気になって気になって仕方がない作品でした。
PS
「ヒロワタ」って何だろうって、ずっと考えていました。特殊な「ひろ綿」を吸音材に使ったのかな?とか思っていましたが、ヒロシ ワタナベで「ヒロワタ」と気がつき、ますます聴きたくなりました。
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展示してあった作品には、何の説明も無く、外観からは内部構造やポイントが解らなかったですよね。A4 1枚でいいので断面イラスト資料等があればいいのにと思いながら見ていました。
簡単な断面図程度ではそうそう真似なんて出来ないと思いますし、製作者もせっかくなら苦労や構造を知って欲しいのではと考えるのは私だけでしょうか?
しまった、アンケート用紙に書いとけばよかった。
muukuさん、
こんにちは。
得体の知れない機体構造を想像するのも楽しいのですが、
来場者向けの簡単な資料があると嬉しいですね。
特にブックシェルフ型はブラックボックスなので。
ケイさんこんにちは。
muukuさんのご意見には私も賛成です。
以前はステレオ誌に1ページ位で作品紹介と評論が載っていました。
良いアイディアは皆んなで共有すべきだと思います。
ぜひ、また復活してもらいたいものです。
コンテストなので、当然、勝ちたいというのは当たり前なのですが、秘密にする必要はないと思いますよ。お祭りなんだから。
もっと良いアイディアを考えれば良いだけの事じゃないですか?
ライバルがいるからこそ、技術は発展するし、第一競いあうことそれ自体が楽しいと思いますけどね。
昔、仕事で松下電器(現パナソニック)の技術者の方と話したことがあります。
その人曰く「うちは良く”まねした電器”と言われるが、まねしたいじょうはオリジナルよりも素晴らしい物を作りますよ」と自慢していました。
凄い事だと思いました。
私の作品にもし、興味がある人がいるのであればホームページで公開したいと思っています。(仕事が忙しくてなかなか実現しませんが、、)
今年は応募するかまだ決めていませんが、もし、応募して一次予選を通ったら公開したいと思っています。
確かに、音出し参加作品はまだ来場者に中身を知って貰える
チャンスがありますが、前々回「展示のみ」を経験した時は
言葉は悪いのですが正直「生殺し」のように感じていました。
(「せめて展示だけでも‥」という配慮は嬉しいのですが)
grapeさんのおっしゃるようにstereo誌で紙面を割いて
貰えるのがベストだと思うのですが、それが叶わないなら
muukuさんが書かれているような壁面に貼るA4 1枚の簡潔な
紹介資料を制作者に作ってもらえるよう、一次審査通過時に
編集部から頼んでもらう‥‥なんてのはどうでしょう。
(忙殺の只中の編集部に用意してもらうのは無理だと思うので)
muukuさん、きたやまさん、
展示用の説明文、大賛成です。
書類審査を通過した方に、
A4用紙一枚の説明文を同時に送ってもらえればいいですよね。
会場も盛り上がると思います。