ミューズの方舟 その9

残り2作品です。
久保田さん、「VK-02」
自作を始めて数年と資料に書かれています。
ウソでしょ。
すばらしい仕上がりです。
つや消しの黒と美しいツキ板仕上げにピンと来ました。
あの方ならこれほどの仕上がりは分かります。
構造的にはバックロードホーンと音響迷路の合いの子みたいな感じです。
スリットバスレフのように見える部分がホーンの出口です。
スポンジがダクトの両サイドにハの字に入れてあります。
と思っていましたが、改めて写真をみると平行に入っているような気もします。
中音域を凹ませるネットワークが入っているとのことです。
低音は少ないがゆったり鳴ります。
中高音の刺激が少なく上品な鳴り方です。
音場感、定位共に良好です。
男性ボーカルでは低い部分にややもたつきを感じますが、全体的には非常にバランスがいいです。
ただ、高音がもっと伸びてくれれば臨場感がよりでるような気がします。
スーパーツイーターが欲しいです。
リアの仕上げの良さも特筆ものです。
爪のアカを煎じて飲みたいぐらいです。
ルックス賞に1票入れさせていただきました。
中音を凹ませる回路を聞いておけばよかったと後悔…。
どうやって作るんだろ…。
スポンサーサイト