新作SP発表会 その3
三番手はおおさわさん、
「テレスコ…」なんだっけ?
すみません、機体名を失念いたしました。
スライド機構で内容積とダクト長、共に可変します。
スリットダクト間隙は5mm。シビアな加工技術です。
実はバッフル交換式で、
今回は3種のユニットをご用意いただきました。
まず最初は8cmクラスの400円ユニット。
振動板の白いダンピング剤はオリジナルでしょうか?
背面にはウーハーが固定されています。
音出しです。
ああ、やっぱり低音の聞こえがおかしい。
以前聴いた時はスリットバスレフらしく、
非常に締まった歯切れのいい低音でしたが、今回ゆるいです。
部屋のせいだな。
中低音でもレベルが落ち込む帯域があるようにも感じます。
でもその上は少し賑やかに高音が伸びていますね。
おおさわさんは演奏者に寄り添った曲紹介をされて、いつも楽しみにしています。
最近は本当に亡くなるミュージシャンが多くて寂しい限りです。
次のユニットは1000円。
12cmクラスです。
これは帯域がそろって音分離も良好です。
レンジも広くバランスがいい。
サックスは艶やかで高域打音もシャープ。
中域が非常に情緒的に鳴って、しかも聞きやすい。
音楽が楽しめそうな組み合わせです。
自作にはこのクラスのサイズが一番しくじりが少ないのでは、と最近思います。
8cmクラスは腕の見せ所ではありますが、
かえって躯体が大きくなったりします。
その点12cmは懐が深い印象です。
最後はフルレンジではなく、
黄色いケブラー振動板のウーハーです。
こちらは一つ2,000円。
手前にツイーターをぶら下げます。
んー、確かに低音は出ていますが、
あまり印象に残りませんでした。
すみません。
今回、3種のユニットを同じ躯体で聴き比べるという貴重な機会でした。
しかも音出ししながらユニット交換。
すげーっ!
私の中のベストは1,000円でした。
スポンサーサイト