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新作SP発表会 その4

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四番手、トリは再びイガニャンコさん。
「エアサスペンション付きショートBH」

ユニットはFE103En。
あれ?Enってこんな振動板の色だったっけ?
すごく年季の入った色です。

スワン型と言っていいでしょう。
小さなヘッドに細い首が付いて、
開口が下部にあるバックロードホーンです。

開口部で少し折り返しがあるだけの
ほぼストレートなショートバックロードホーンです。
広がり定数1.0音道長0.8mで
開口部付近で一部面積を絞っていることがエアサスペンション。
2ストエンジンのチャンバーみたいです。

ちなみに木材カットは
株式会社アサヒさんにお願いしたとのことです。
次は私も頼もうかな。

音出しです。

ユニットなりのハイ上がりに感じます。
低音は出ているのだろうか?
ソフトが自衛隊なので、
聴いている方としては迫撃砲発射の度にビクついています。
音の立ち上がりの瞬発力は凄まじいものがあります。
ローカットもせずにこんなに大音量でも壊れないのは、さすがバックロードです。
ただ、ナレーション部は定在波の影響が出ている印象です。

しかしこれではF特が全く分からないので、
お願いして別のソフトをかけてもらいました。
あ、結構低音出てますね。

例のホテルカリフォルニアでは、
ドラムの低音がよく再生されています。
その後に続く観客反応の地響きの表現は苦しいので、
重低音までは到達できてはいないようです。
サイン波では60Hzまではいけています。
これだけコンパクトなバックロードとしては驚異的です。

別ソフトではキーボートが少し奥まって聴こえますが、
ボーカルに張りがあり、総じて楽器分離がよく聴こえます。

開口部絞りはダンピング向上、中音漏れの抑制が期待できます。
実際のところ、中音漏れは確かに少ないのですが、
音道に吸音材を使っているので、
何が効いているのかは分かりません。
ダンピングもこの部屋だとちょっと分からない。

ホルスト組曲の左右の音の広がりは素晴らしい。
さすがスワン型です。
定位は視聴位置からだとやはり悪いのですが、離れるとビシッとしてました。
やっぱり視聴位置か。

ソリッドかつドライで氏のハイスピードトリプルバスレフを彷彿させ、
実にイガニャンコさんらしい音でした。
今回のトリに相応しい機体です。

この新作SP会は全てイガニャンコさんのご尽力で実現できました。
発表の機会もいただき、感謝申し上げます。
改めましてありがとうございました。
次回は迷子にならないように集合いたします。

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