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灰箱できた

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できた。
あっという間にできた。

構想20年、
制作0.5時間。
「灰箱」完成!

ユニット JVC VGS1001-031 6Ω
内容積24リットル 密閉型

エンクロージャーがコンテナボックスなので、
端子はフロント出しです。
バッフルとの接続はベルトクランプ。
接着剤レス。
ゴミ問題ともオサラバ!

さて、音出し。
あれ?
意外にいい。
なぜかいいぞ?
低音はもちろん出ないけど、
スッキリした中高音。

何だろ、この爽やかさは。
モーツァルトの室内楽や栗コーダーも澱みがない。
フルレンジに付き物の中音の荒れがない。

でも小田和正のボーカルは少し紙臭いか。
ポップスのベースラインは苦しい。
視聴イメージでは200Hzからダダ下がり。
トライソニークのウッドベースは弱い。
全く弱い。
スネアドラムは聴こえるけど倍音だな。

反面、高域はかなり伸びてます。
シンバルやトライアングルは美しい。

そして音分離が抜群にいい。
ストリングスに隠れそうなキーボードがよく聴こえてきます。
歪みのない中音なので、
2ウェイみたいな音を出します。

何よりいいのが、音場感。
中央定位はいい。
ただ、音像は大きい。
このフワッとした感じは箱剛性が低いせいだろうな。
スピーカーより少し下がったラインに並ぶのは好みです。

応答性と高域の自然さはパンパンに張ったコーン紙とダンプ剤の薄い布エッジの賜物でしょうか。
不思議なことに、すごくハードなエンクロージャー機体のような音がします。
広葉樹無垢材みたいな。

ラジカセから外したユニットのくせに、
9Wもパワーが入るのがすごい。
ホントかな?

とりあえず、吸音材レスでの音出しですが、
内部定在波の影響は判別できませんでした。
わずかに澱むボーカル帯域もあるようにも聴こえますが、極めて軽微で定在波のせいかは分からない。
発表会でやる予定の吸音材ブロック実験は有意な結果が出ないかも。

全く期待してなかったから
恥ずかしげもなく褒めちぎってしまいました。
正に自画自賛。
アンプでブーストすれば何でもこなせそうな音です。密閉だしね。

何より、
フルレンジでいつも苦労する中音の荒れとボーカルの澱みが全くない。
もう、これがメイン機でもいいか。


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No title

ケイさん
中野ゼロ当日はお疲れさまでした
思い出しましたが今回の作品、古いタンノイだかに似た感じのがありました
背面と両サイドの板が薄くて意図的な箱鳴りをするチェロやコントラバスの低音を生々しく聞かせる密閉です プラのコンテナが角、縁はしっかりとして底、上下、左右はブルブルして、あれと似たタイプと思えます この路線、やってる人はほとんどいないと思うので新鮮でした

No title

おおたんさん、
当日は、お疲れ様でした。
いろいろ試せて面白かったですね。

古いタンノイって何だろ?
オートグラフ?
タンノイってほとんど
聴いたことがなかったのですが、
こんな雰囲気なんですね。

オーディオ界の常識って、
本当に誰が言い出したんでしょうね?
ウソではないのですが、
物量投入だけが解決策ではないと
最近はつくづく感じております。

この路線は手軽で面白いので、
もう少し追求してみようと思っています。
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