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K-5963 容積変更

K-5963.jpg


ユニット交換したK-5963ですが低音が薄いです。
P650としてはかなり出ていると思うのですが、もうちょっと欲しいところです。
3Dスパイラルホーンはホーン長や開口面積での調整はできないので内容積で調整する作戦にしました。

ホーンも含めた内容積で5,4リットルもあるので、
ホーン体積やもろもろを引くと実効3.5リットルですね。
ステレオ誌にはバスレフなら3リットルまでと書いてあったので、
1リットルぐらい内容積を減らしてホーン共振周波数を上げましょう。
この時点で3Dスパラルホーンを単なるバスレフダクトと同じように考えている自分がいます。
いいのかな?

ゴルフボールで体積調整、という話は聞いたことがありますが手元にないので、
木片を詰めてみることにしました。
ユニットを痛めるといけないのであまり小さいのは選ばないようにして、
寄せ集めた木片の体積を計算すると、片チャンネル当たり570cm3。

裏板を外して入れますが補強材のせいですっごく入れづらいです。
入れ方はランダムに詰め込む、つまりテキトーです。
どうにか570cm3の木片を入れました。
これで実効体積3リットルに減らすことができました。

さて、つないで音を確認します。
スイープ音で低音レベルを聴きますが、fゼロcに変化はないようです。
十分な音圧になるのが僅かに早いかな?
音楽ではスネアドラムやウッドベースの鳴りがよくなった、かな?
スイープ音を合わせて考えると90~150Hzあたりがやや改善した感じがします。

他のソースもいろいろ聴きます。あ、節電のためアンプはAB級ですよ。
ステレオ誌のチェックCDの流水音の金属臭さが消えています。
ストリングスのクセも少し減って、ボーカルのサ行も聴きやすくなりました。

体積変化で中高音って変わるのかなあ。
ランダムに木片を入れたので定在波がなくなったのでしょうか?
だとするとあのクセが定在波の音だったのかな?

でも、ボーカルの余韻にはやっぱりまだホーン臭がします。
周波数帯での音圧変化も多いようで揺れる感じもするので中音にディップがいくつもあるのかもしれません。
中音の分解能は相変わらす高いのですが、やっぱり好みではありません。
でも広いリスニングルームなら中高音のキツさがいい方向に向きそうな気もします。
先日、ツイーターを追加した同じユニットを使うGAN-9の方がマイルドでしっとりして好みですが。

ついでにスパイラルホーンへの吸音材の入れ方をいろいろ変えてみました。
変化は分かるのですが、いいのか悪いのかが分かりません。
まだまだ改良の余地はありそうですね。

結論としては、「内容積を変更したら中高音が良くなった」っていう変なことになりました。
ちょっとは前進したのかなあ。




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