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ホワイトキューオンって何?

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乙Zに使用した吸音材「ホワイトキューオン」
正直言って、全然知りませんでした。

ピアノ防音の東京防音株式会社が作っています。
素材は再生ポリエステル。

前回のブログに書いたように、
高密度な綿です。
今回使用したのは50mm厚で、かなりの力を加えても形が崩れません。
垂直に立てかけても自立します。
かといってつまんで引っ張ると、
繊維がそれなりにバラけるので、やっぱり綿です。

もともとの用途は名前の通り吸音材ですが、
断熱材、緩衝材としてもいいようです。

同封されていた資料によると、
周波数による吸音特性は、
1,000Hz付近から下の周波数は徐々に吸音しなくなります。
500Hzで50%、125Hzでほぼ0です。
ロックウールに極めて近い特性です。
当たり前ですが、低音は吸音しません。

欠点は、
切りにくい。

切れ味のいいハサミを使ったのに、
90cm切るのに10分かかりました。
手も痛い。
メーカーも自覚していて、カットサービスがあります。
他に7mm厚、10mm厚の商品があります。

ホワイトキューオンと白塗装の乙Zとのマッチングはバッチリ。
ウラで見えないけど。


乙Z、さらに調整

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乙Zの調整の再開です。

サブバッフルにフェルトを貼り終えたので、
エプトシーラーを裏面に一周貼り付けて、ベースバッフルに取り付けます。

エプトシーラーはバッフルからの空気漏れ防止、
ではありません。
もちろんその機能ももれなく付いてきますが、
一番の目的は張り付き防止です。
塗装のジェッソは圧力をかけると、どうも張り付くみたいなのです。
今までもベースバッフルとサブバッフルがジェッソで張り付いてしまい、難儀いたしました。
エプトシーラーがあれば、わずかな隙間ができるので、
張り付く心配がありません。
いざとなれば、引き千切ればいいしね。

吸音材も換えます。
今までは、
20cm角のニードルフェルトとテニスボール3個を片chに入れていましたが、
低音の改善には程遠い状態でした。

ニードルフェルトの代わりに繊維の細い綿を入れました。
100均で買ったぬいぐるみ用の綿をソフトボール大です。
テニスボールはそのままです。

試聴環境も変更です。
10m四方ぐらいの超ライブな部屋の真ん中に設置しました。

音出しです。
中低音のどよーんとした感じが減りました。
しかし、減っただけで、なくなってはいません。

やはり空気室への吸音材だけでは調整不能なようです。
リアの端子を取り外し可能にしなかったことが悔やまれます。
他の方の製作記事を読ませていただくと、
音道の折り返しに吸音材を入れると効果大のようです。

残る手立ては少ない。
しかし慌てません。
ふふふ、奥の手です。

ホーン開口部への吸音材です。
定番はニードルフェルトを敷くってのでしょうが、結構なお値段がします。
私が入手したのはホワイトキューオン。
ペット樹脂繊維による高密度の綿です。
どのぐらい高密度かって、枕にできるぐらいです。
910×415×50(厚)で約1500円也。
縦長に二つに切り分け、底部に敷きました。

音出しです。
やっとボーカルの淀みが消えました。
完全に消えた訳ではないようですが、
もうほとんど問題なし。
小田和正のボーカルはようやくOK。
ビートルズの「ア デイ イン ザ ライフ」のポールのボーカルはギリギリ及第点。
中音の調整はいつもポールでやってます。
ただ、ギターのベースが時々どよーんとなりますが、今までと比べればすごい進歩です。

低音の締まりも出ました。
ただ量感はソースによって差を感じます。
少なく感じるのもあれば、量感過多っぽいのもあります。
ちょうどスネアドラムの帯域がうまく出ないのは相変わらずです。
ウッドベースは良好。

定位がビシッとなりました。
やはりホーン開口部からの逆相音が影響していたようです。

妙に静かな音になった感じもします。
音場感は狭い。
音離れはさらに悪化かな。

8cmフルレンジとしてはかなり再生帯域が広く、
感覚的には重低音の出ない16cm2ウェイといった趣です。
ですが、このOM-MF5はどんな箱でもそれなりにワイドレンジに鳴るので、
上出来だとも言えません。
だいたい、中音のキツさもあいかわらずです。

それにしても、
バックロードホーンの中低音のダンピングの悪さは、開口部に吸音材を敷くと改善するのか。
知らなかったよ。

ただ、いろんなことを同時に変更してしまったので、
本当は何が効いたのかは分かりません。

グリルの影響

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「グリルが音に影響がありそうなので、外して聴いてみては」
という主旨のコメントをいただきました。

そう言われると不安になります。
影響あるかも?

ユニット前面の設置物の影響は
主に反射と回折と思われます。
反射による干渉や回折による音路屈折は二次的なので考えないことにします。
また、今回はグリルの件なので、
吸音も考えません。

私の理解では、
基本的に反射か回折かは排他的。
物体サイズが波長より大きければ反射、
物体が小さければ回折となる。
オーディオとしては反射は困るけど回折はOK。

で、乙Zのグリルの線幅は3mm。
つまり0.003m。
同じ長さの音波波長は113kHz。
113kHzなら超音波。
全く聞こえない帯域ってことは影響ありません。

でも、こういう考え方って正しいのかな?
千葉の石田さんの作品に、
1/4波長型のアッパータイプフルレンジがありました。
上部に設定された高音反射板が、うまく機能していました。

その反射板は幅1.5cmほどの細長い金属板だったと記憶しております。
さっきと同じ計算だと、同じ長さの波長は23kHz。
計算上、まず聞こえない帯域しか効果がないことになってしまいますが、
あるなしを聞き比べしましたが、明らかに効果ありました。

もし、実際に影響するのが1波長でなく、1/4波長程度で問題になるとすると、
1.5cmだと約6kHzになります。
感覚的にはこのぐらいの帯域から影響があるような感じがしました。
ユニット前面の設置物は1/4波長で考えるべきなのでしょうか?

乙Zのグリルに話は戻りますが、3mmが1/4波長だとしても28kHzという可聴帯域外なので、
やっぱり影響はないと考えていいでしょう。

それ以前に、他の機種でも
グリルとかサランネットとか、
あるなしの違いは耳で聴き分ける自信はありません。

そう言えば、バックロードのクロスオーバーは1/2波長の計算式でした。

乙Zはグリルを外して聴くことができない構造なので、
実際に外しての試聴はかないません。

ユニット前面に物理的な音響フィルタで帯域をコントロール、って今は流行らないけど、
面白そうに思います。
うまくやれば、コンデンサー1個でPST回路と同等のものができそうです。

誰かやって。



フェルトが効く?

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乙Zは地味に進んでおります。

2018ステレオ誌スピーカーコンテストに
バッフルにフェルトを貼り付けた作品がありました。
バッフル面の高周波反射を避けるためと思われます。

早速マネです。
乙Zは擬似的なフロントショートホーンなので、
バッフル付近の反射は多いはずです。
全くの効果なしってこともないでしょう。

100均で、手芸用のフェルトを買ってきました。
切って貼るだけなのにすごく難儀です。
まず、カッターではうまく切れません。
毛羽立つは、ズレて曲がるわで、イマイチカッコ悪いです。
仕方がないので、途中からはハサミです。

ユニットとサブバッフルの間にフェルトを挟んだら、フローティングマウントだなぁ。
でも、OM-MF5はマスが少ないので、
フローティングしたら、変に揺れるだけですし、
フレームがプレスなので響きも出そうです。
しばし悩んで、それはやらないことにしました。

接着は木工用ボンド。
貼り付けてみたら、ボルト穴の切り欠きがズレてたり、
フェルトの裏に書いた向きの記号が透けて見えたりとやや見苦しい出来です。

ま、いっか。
どうせそこまで皆さん見ないでしょう。


乙Z VS ジグザグ

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ずっと同じユニットを聴いていると、
いいんだか、悪いんだか分からなくなってきます。

拙作「ジグザグ」と比較しようと線をつなぎ直しました。
ちなみにジグザグはステレオ誌のオマケユニット、
スキャンスピーク10F/8422-03を2個使ったスピーカーです。
ユニット1個は小型バスレフ。
もう1個はケルトン型のダブルバスレフでサブウーハー。
私の手持ちの中ではくつろいで聴けるタイプのスピーカーです。

音出しです。
あら? 全然違う。
まず、音量からして全く違っています。
同じ音量を出すのにアンプのボリューム位置が全然違います。
ジグザグより乙Zはボリューム位置が小さくてOK。

ジグザグはサブウーハーがあるので、
低音が豊かでふくよかな鳴り方、
と思っていましたが、乙Zに比べると妙に軽い鳴り方です。
乙Zの方がタップリとした鳴り方で、
口径クラスが全く違うかのような差です。

それでいて楽器の細かな音は乙Zの方がうまく再生している印象です。
低音の伸びも乙Zの勝ち。

音場感はフワッとした持ち味のあるジグザグが好みです。
中音から高音にかけての音のつながりもジグザグのやや勝ちかな。
このあたりは僅差です。
トライアングルの音での高音の伸びもジグザグがいいな。

全体では乙Zの圧勝と言いたいところですが、
そうとも言い切れません。
小田和正ではジグザグの方がボーカルの濁りが少ない。
帯域ごとのトランジェントがジグザグの方が整っていて、聴き疲れしません。
また、弦楽器等は爽やかに再生してくれます。

ただ、乙Zの方が再生にかなりの余裕が感じられるのは事実で、
総合的に上なのは間違いありません。

前述したように口径クラスが違うかのような差です。
ロングストロークによる低歪がそう感じさせるのでしょうか?

乙Zの見えてきた課題は
1 高域の伸び
2 ボーカルの濁り
3 低音トランジェントの悪さ、あるいは中高音のキツさ

秘策は、



ない。
どうすりゃいいの?

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