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コレでいこう!

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発表の期日は迫ってますが、
ハッキリ言って箱を作っているヒマはない。
まあ、箱っぽいものを買ってくればいいか。

スピーカー製作の病状が悪化すると、
何でもエンクロージャーに見えてきます。
発泡スチロール箱とか、
木製サラダボウルとか、
花瓶とか、
墓石とか。

思索に耽っていると目の前に箱があるではないですか!
コンテナボックスって言うのかな、
プラでできた道具入れ。
コレはかなりイケそう、かなりイケそう。

内寸は400・300・200mm の24リットル。
ブックシェルフ型としては手頃なサイズです。

で、またもや気付いてしまった。
コレって自作スピーカーで一番やっちゃいけない内寸比率かもしれない。
2:3:4だぞ。
ぶっちゃけ内部定在波てんこ盛りになりそうです。
プラ箱というのが更に不安を増強させます。
Q0が高そうなユニットだから大丈夫か?
あるいは吸音材を突っ込めばいいのかな?

でも、吸音材をガンガン入れるのって今や非主流派なんだよな。
「え?吸音材で誤魔化したんですか?」
なんて発表会で言われたらめげそう。

吸音材を入れないで吸音できないかな。
あ、ティーバックもテニスボールもなしで。

ここで、ハード素材の音波減衰ユニットを作っていたことを思い出しました。
今まで使ったことないや。

三角錐っぽい金属製。
中央にも逆三角錐の窪みがあって、
ボルトで基材に固定できる貫通穴とナットの回り留めがあります。
コレをぎっしり敷き詰めると理屈の上では高周波は減衰するはずです。

もっと大量に作るつもりが途中で挫けたのでした。
数が少ないけど、エンクロージャー内部の片面ぐらいは敷き詰められるかな?

やってみました。
ううむ、片chならイケそうだけど、
全然足りないな。

そうだ、もう片chには同素材のインゴットを入れて、違いの実験ってことにすればいいじゃん。

よし、順調!

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新作どうしよう

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とある団体からお誘いをいただきました。
その発表会が迫ってきています。

石田式バックロードバスレフの動作をダクトを替えてデモしようかと思っていましたが、
手頃な実験機体が見つかりません。
つまり、できない。

喫緊の問題として、とりあえず何をしましょう。

実は引っ越し作業をしている時に謎のユニットを発見。
8cm径かな。
形状的に背面取り付けのチャチなフレーム。
マグネットの背面には
JVC VGS1001-031
6Ω MAX 9W CHINA 623C
と記載されてます。

え、ビクターのユニット?
型番はカッコいいな。

思い出しました。
コイツは30年前に買ったビクターのラジカセから外したユニットだ。
確か、音が悪くて外部SPに接続できるようにラジカセを改造したんだっけ。
そんなのをわざわざ保管すんなよ、自分。

でもコレを使おう。

現状報告

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「ケイはもう、死んでいる」
という噂はあながち間違ってはいないのですが、正しくは
「貴様には疲労困憊さえ生ぬるい!」だけなのです。

公私のゴタゴタと同時並行的に音出し環境の整備を行なっていました。

自分史上最も音出しに適した環境ゲット。
広さ40平米ぐらいで天井の高3m超の鉄筋コンクリート最上階角部屋。
倉庫に隣接しているので、
いくらでも大音量が可能です。

メインスピーカーはと言うと、
———————————
【乙Z】
ユニット マークオーディオ OM-MF5 1個/片ch エンクロージャー形式 フロント&バックローディットコンビネーションホーンシステム ホーン形式 リア:エクスポネンシャルCWホーン フロント:ハイパボリックホーン
エンクロージャー素材 スタイロフォーム40mm厚 音道折り返し回数4回
バックキャビィー 1.95リットル-0.45リットル(テニスボール3個)=1.5リットル
———————————
スペック表なんてどうせ誰も読まないと思うので、ザックリ言うと、
stereo誌のオマケユニットで作ったバックロードホーン、「乙Z」(おつぜっと)
コンテストには間に合わなかったというエピソード付き。

手持ちでまともなスピーカーがコレしかないのよ。

既存の図面のコピー制作の経験あったのですが、
初めて自分で真面目に設計したバックロードで、愛着がありまだ捨てられない。
スタイロフォーム躯体なのが変態的です。
でも量感過多なのが気に入らない。

そこで開口部にいろいろ詰め物などしてコントロールしてましたが、根本解決には至らず。

今回環境は正面の壁一面がデカい有孔ボード。
背面端子を壁にピッタリ着けて設置すると、
背面周囲に2cmほどの隙間ができます。
コレで音出しすると低音の締まりが向上。
まあ、あくまで改善レベルだけどね。

バックロードホーンは南斗真拳並に流派があって、
ホーン開口部をどの面にするかで、揉めてるようです。
私はなぜか、背面に開口部を開けることが多いのですが、
それは単に工作の都合で、音がどうこうとか考えてません。
まあ、セッティングの自由度でいうと、今回のように広い部屋なら背面に開口部があった方が便利かな。
あくまで、音が良いではなくて、「便利」ね。

せっかく大音量可能環境なのに、ユニットの耐入力が小さいのが残念。

低音が改善すると、今度は高域が寂しいので
ツィーター追加。
「乙Z」にツィーターを乗っけました。

コイツはビクターSX-3のツィーターユニットを使用して、拙機「K-N1」用に作ったものです。
いや、作ったって言えないな。
組み立てました。
アッテネーター付きなので、セットも楽。

配線が短くて変なところにしか置けないため、定位が悪いけど、
音が出ただけですごく嬉しい!


アンプ作り、イマココ

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アンプ、チビチビ進んでいます。

基盤本体のハンダ付けが終わったのが
3月初めだと言うのに、
まだ、シャーシ製作でウロウロしてます。

シャーシ代を節約しようと、
3Dプリンタで作っておりまして、
本日、やっとプリント完了。
試作を含めるとすごい数のプリントしてます。
追加のプリント原料を熱帯雨林で購入したりと、
ちっとも節約になっていない風味です。

さて、イラストについてです。

足がたくさんありますが、
電源とパワーアンプが別体なので、
それぞれ4個で計8個。
トランスが重量物なので念のためサブの足も4個作成。
足の本体は木製なので、靴って言うの方が分かりやすいパーツです。

トランスカバーは前後をはめる形。
トランスがデカすぎて、全体を覆う形は断念して、コアと配線をカバーするものです。
中央の穴は電源インジケーター。

パワー基盤を納める箱はLとRが別体。
正面にスピーカーセレクタとボリュームを取り付けます。

電源基盤正面はメインスイッチのみになります。

さあ、これで組み立て、
とはいかない。

ベースの台は木製を予定しております。
購入はしたものの、切り出していません。
MDFだとトランス重量に耐えられないと考え、天然木の単板にしました。
たまたま良いサイズが「オニクルミ」の板。
初めて見たよ、「オミクルミ」なんて。
木目は楠に似ています。
ホントは楢とか樫がよかったんだけどね。

規格板でないので自分でノコギリで切らないとダメ。
しかも組み付ける前に仕上げもしないと…
このベース作りに時間がかかりそうです。

3月末には完成予定でしたが、
コリャ無理だ。
ムービングゴールポスト!
パンツのゴム紐作戦。

ゴールデンウィークまでの完成としましょう。

きっと誰かが見ている

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ア〜ンプは続くよ〜、ど〜こまでも〜♪

進んでいるけど終わらない。
趣味というものはプロセスを楽しむものだから、プロセス派の私としてみればコレはお得ではないだろうか!

基盤シャーシは最終段階。
と言うより、基盤は全部で3つしかないのに
やっと最後のプリントです。

夜中にスタート。
朝見たら、途中で止まっている。

こういうことって、よくあるんだよな。
この失敗作にコネクタ類をはめてみると、
ことごとくハマらない。

ボリュームの共回りを止める出っぱりをはめる穴も、
RCA端子の単純な穴も、
シャーシ接合の窪みも、
全て合わない。

私が描いたCADがテキトーすぎました。

途中で止まってラッキーじゃね?
日頃の行いが良くて、アンプの神様が止めてくれたに違いない。

入れたら取れない、かも

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電源基盤シャーシは
試作2回、つまり3回目のプリントで何とか出来ました。

懸案のメタルコネクタとトグルスイッチの取り付けは大丈夫でした。
上面からの投影図だと、部材が完全に重なっていて、内部集積度がハンパない。
ムダに自分で難易度を上げているような気がしてきます。

コネクタは全部取り付けられたかと言うと、
AC100Vコネクタだけがハマらない。
入りそうで、入らない。
バカチカラで入りそうだけど、
やっていいんだろうか?

二度と取れなくなるかもしれないのが恐ろしい。

電源ケース

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ここで更に切実な問題発生。

コネクタ類が納まらねーっ!
いや、ギリ納まっているんですけど、
強度部材にザグリを入れている始末です。
美しくないな。

電源基盤でこの有様。
パワー基盤には更に
RCA端子とSP端子が追加されます。
AC電源コネクタとヒューズは要らなくなりますが、
同サイズのケース躯体では、全くムリです。

かと言って、
手持ちの3Dプリンタはデカいのができない。

背面に集約するのが間違いなんだろうか?
前面ってのもプロっぽくてイイな。

他の面はどうだろう?
側面なら空間的に大丈夫なので
メタルコネクタを側面に持っていくと、
パワー基盤を横に接続しやすくなります。

それならいっそのこと、
一体化しちゃえばイイんじゃね?
電源とパワーアンプ基盤を分けないで、
ひとカタマリでパワーアンプ。
そうすれば3Pメタルコネクタも要らなくなって一石二鳥。


イヤイヤ、落ち着け,落ち着け!
それじゃあ、コンセプトぶれすぎだろう。
頭を冷やそう。


チビチビ進む

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アンプ作り、ゆっくりと進んでおります。
アンプ部員で一気に製作スタートとなりましたが、
一番手ならず。

トップはTさん。
本命はやはり違うな。

さて、画像は電源基盤を納めるケースです。
吊り下げ式なので、こんな形です。

問題は裏面の強度だな。
メタルコネクターが取り付けられる板厚が2.0mm。
経験上、3.0mmあれば十分な強度が得られると思うのですが、
2.0mmはキツいです。

ここだけ金属板って手もありますが、
だったら最初から金属ケースにします。

こうと決めたら悩んではいけません。
サクッと試作プリントといきますか。



はんだシュッ太郎

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はんだシュッ太郎NEO
4,600円 Amazon

商品到着。

間違えたハンダを吸い取って、素子を外してくれる道具。
見た目はまんまハンダゴテ。
コテ先は先端に穴があり、ストローのように中空。

パッケージ裏に分かりやすいイラストがありました。

握る部分にはボタンやらスプリングがあり、
ここが作動すると注射器のように空気ごとコテ先のハンダを吸い取ります。

実際、素子は取り外せても、基盤穴に入ったハンダが吸取線では取りづらかった。
これなら一発でスッキリ取れそうです。

コイツが活躍しないことを切に願います。
以下、Amazonの説明文抜粋です。

スルピンって何だろう?

—————————————
部品交換時のハンダ除去、ハンダブリッジの解消、スルピンの充填ハンダ吸取りなどに便利です
コテ先形状をリニューアルしました
片手で操作でき、確実に吸取りができます
スルーホールのハンダをきれいに除去できます
45Wパワーで鉛フリーハンダにも使用可能です

スキットルとは?

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秋葉原にアンプ材料を買い出しに行った時にスキットル一式も買ってきました。
千石電商で。

パーツ一覧でそれに気付く人がいるとは、
正直、驚きました。
只者ではありません。

スキットルとは?
イラストにあるような携帯型水筒。
湾曲した扁平形でジャケットの内側でも嵩張らずに携行できます。
バーボンとか入れると最高に似合いそうなヤツ。

「今夜はやけに冷えるぜ」
とか
「こいつぁ、面白くなってきやがった」
とか
「オレ、実はアンプ作りが終わったら、国で結婚するんだ」
なんてセリフがぴったりのグッズです。

それに専用ジョウゴと小型カップもお買い上げで「一式」です。

アンプにカンケーないと思ってはいけません。
実はIGTさんをもらった熱伝導テープをコイツに貼って保管しているのです。

つまり、スキットル一式とは、
熱伝導テープ保管具。

以上。

ついにハンダ

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機は満ちた。
私のハンダ付けを拒むものはない。

焦ってやると絶対失敗するので、
まず、素子の分類から。
段ボールに種類別に貼っていき、
スペックも書いていきます。

22kΩ抵抗が2種類ある。
青系が2本、オレンジ系が3本。
大きさが違うので耐入力の違いかな?
基盤図でマークが違うので2箇所あるところには青、そうでないところはオレンジにしました。
22μFのコンデンサーも2種類。
無極性と電解コンデンサー。
無極性にはMUSE ES BPと記載があります。
これは基盤図に合わせます。
細かいことなんだけど、
この無極性の耐電圧が図面では50Vなんだけど、実物は25Vになってました。

パワー基盤からやります。
背の低い素子から順番にハンダ。
一つずつ線を切ってはハンダ付け。
ダイオードは線を合わせればいいよね。

最後に一番背の高い電解コンデンサー。
そいつを基盤にセットして…

あれ?
同じ向きに二つ並ぶはずですが違和感あり。
合ってないぞ。
ああ、危なかった。
で、基盤プリントと比較すると、今入れたコンデンサーの向きは合ってます。
え?
じゃあ直前にハンダ付けしたお隣のコンデンサーの向きが間違っているのか?

懸念通りでした。
うわー、
あれだけ気をつけていたのに、
なぜ間違えたーっ!

よし、ハンダ吸取線の出番だ。

取れねーっ!

落ち着け、
まずお昼ご飯を食べよう。

食べました。
こりゃあれだな。
「はんだシュッ太郎」の出番だな。
持ってないけど。

IGTさんにあんなに勧められていたのに、
「ヘヘヘッ 大丈夫っすよ〜っ」
などとヘラヘラしていた私自身が恨めしい。

で、アマゾンでポチりました。
到着は明後日。


パワー基盤2個中、最初のはしくじりで保留中になってますが、
もう一つはできるよな。
同じ手順で2個目制作。
今度は上手くいった。

で、段ボールを見ると、素子が一つ余っている。
うわ、ダイオード付け忘れているよ。
上手くいってねーっ!

奥まった所に小さなダイオード。
すごく苦労して取り付けました。

ふう、できた。1つだけだけど。
電解コンデンサー取り外しをもう一度、ダメ元でやってみるか。

あれ?
できた。取り外せました。

「はんだシュッ太郎」4,600円 Amazon
要らなかったじゃん。
必要ないのに明後日着いちゃうのか…
あ、いや、プリアンプ製作で要るかも。

この後、電源基盤もやりました。
これは無難にできました。
本当に無難にできました。

という訳で基盤がやっと完成しました。
はあはあ、疲労困憊。
ふう、楽勝だったぜ。

秋葉原 戦果

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入手最高難度部品は
昨日のイラストに描いた電源部とパワーアンプ部を結ぶ電源コネクタ類でした。
マイク用の3ピンではありますが、
IGTさんの強い勧めでネジで固定できるタイプを探しました。

扱いなしの店が多い。
親切にもあそこの店にあるよと教えてくれる所もあるのですが、
ヤギさん郵便みたいに、お互いにあっちにあるとか言われて途方に暮れます。

いろいろ回って分かったのは、
正式名がないってこと。
メタルコネクター(メタコン)と言うお店もあれば、マイクコネクターと言うお店もあって、言葉だけでは製品にたどり着けません。
しかも、ピン規格は同じなのに取り付け径が2mm刻みであるらしいとか。
だからイラストを持って行ってよかったのですが、
「こんな絵じゃ規格が分からん」と多くの店で言われました。
ゴメンナサイ。

さらに「聞き込み」をすると
メーカーは「七星コネクター研究所」「三和(さんわ)コネクター研究所」の2社あると判明。
だからと言ってすぐ見つかる訳でもないんですけどね。

ここには絶対ないよなというボリュームノブのお店で聞くと、
ラジオセンターの2階にあるとのこと。
え、あそこじゃん。山本無線。
また、戻るか。
で、ありました。

何度も行っているのに気がつかなったのは、
マイク用と電源用で販売エリアが分かれていたからです。
「灯台下暗し」、みたいな結論となりました。

忘備録も兼ねて秋葉原で調達したモノ一覧です。
ボツになった部品も記載してます。
——————————-
   2/25(土)に入手した部品
1 ヒューズホルダ 350円 田中無線電機
2 トグルスイッチ 350円 田中無線電機
3 ON-OFFパネル 90円 田中無線電機
4 ヒートシンク54×50 2個 計280円 秋月電子通商
5 スピーカー端子 1400円 小沼(ラジオセンター)
6 マイク用3P端子コネクタ 700円 小沼(ラジオセンター)
7 マイク用3P端子 850円 小沼(ラジオセンター)
8 マイク用2P+シールド線 1m 363円 九州電機
9 電源2Pコネクタ 120円 山本無線
10 ガラス管ヒューズ2A 30mm 200円 小沼の隣
11 RCA端子 ?円 小沼の隣
12 スキットル一式 660円 千石電商
13 2連ボリューム A-203 IGTさんより
14 電源コード用ワイヤーストッパー IGTさんより
15 放熱両面テープ IGTさんより

   2/26(日)入手した部品
16 LED 電球色 5mm 350円 akibaLEDピカリ館
17 LED固定部材 450円 akibaLEDピカリ館
17 同 チップ抵抗 200Ω 1/4W 100円 akibaLEDピカリ館
18 同 抵抗 200Ω 1/2W 100円 秋月電子通商
19 2ピン 電源コード 耐700W 500円 ラジオセンター1階

   3/4(土)に入手した部品
20 3ピンメタルコネクタ、オス、メス、4セット 2,640円 ラジオセンター2階
21 アンプゴム足B-23-5 10個入340円 ラジオデパート2階シャーシの店
22 ボリュームノブ2個 500円 門田無線電機 ラジオデパート3階 
23 3芯コード 2m 150円/m ラジオセンター1階
24 スピーカーセレクタ用トグルスイッチ 560円 田中無線電機 ラジオセンター1階
25 ON-OFF パネル 90円 田中無線電機 ラジオセンター1階
26 LED用抵抗 1.5kΩ 1/2W 100円 秋月電子通商
27 熱収縮チューブ 内径1.5mm 315円 タイガー無線 ラジオセンター1階
————————————

まあ、ここまで読む人はいないと思うので勝手なことを書きますが、
まだ、何も製作していないのに疲労困憊。
IGTさんや向井さんのアドバイスがあってもこの様です。
なかったら全く不可能。
アンプ製作ってどんだけハードルが高いんだ。

だいたい、パーツ屋さんで耐電圧とか何アンペア?とか聞かれても即答できません。
アンプパーツ集めは初心者には大変なことが分かりました。

で、ざっくりしたパーツの合計金額は、
4万2千186円 也
すでに高額になっているのは
ハンダゴテセット15,004円も入れているからです。
この先、手作りのシャーシ代がかかるはずなので、プリアンプも作ったら5万円コースだな。
いつの間にやら、安いプリメインアンプが買えるような金額になっています。
どうりで今月、お金がない訳だ。

でもまあ、分からないことにチャレンジするのはワクワクします。
それに、ここまできたら引き返しはできません、
待ってろよ、パーツ共!

リベンジ




先日の日曜、秋葉原にアンプ部品を買いに行ったら、ほとんどのお店が定休日。
トホホ。

そんな訳でリベンジ。
待ってろよ、秋葉原!

まだ必要な部品
・3ピンコネクタ、オス、メス、4セット
・アンプゴム足  ラジオデパート4階 ?
・ボリュームノブ2個
  ラジオデパート2階(シャーシの店)
・3芯コード  オヤイデ他
・スピーカーセレクタ用トグルスイッチ
 ラジオ会館 1階
・LED用抵抗 1.5kΩ 秋月

調達予定の品はこの6種類になります。
どこに売っているかも、名前もわからないのが、3ピンコネクタです。
電源部とアンプ部の接続に使います。
マイク用ではなく、根元にネジが切ってあって、固定できるものです。
口では上手く説明できないので、
イラストにして持っていくことにします。

ヨシッ!

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謎アンプ

202303020737151d8.jpeg



アンプを製作中だとウッカリ同僚に話してしまいました。
さらに、プリアンプが足りないなどと口走ってしまいました。

「あまっているアンプがあるけど要る?」

ここでYESと言うとよろしくない状況に陥るように思い、とりあえず見てから決めますと冷静に返しました。

見せていただいたアンプの外観状態は良い。
スレやキズは全く見当たりません。
丁寧に保管されていたことがうかがわれます。
薄い躯体は上面が全て放熱板。

背面の端子類は必要最小限。
フォノ入力とスピーカー端子があるのでプリメインアンプだな。
プリとメインの接続ジャンパースイッチはない。
うーん、プリだけ使う作戦は難しそうです。

だけど、お持ち帰りしました。

だって
パネルにclassAなんて書いてあったから、
しょうがないよね。
でも、純A級プリメインアンプっことはないな。
この大きさだとノンスイッチングのAB級だろう。

MUSICAL FIDELITY A1

ミュージカルフィデリティ?

調べてみると、
1984年発売のイギリス製らしい。
20W+20Wの純A級動作のプリメインアンプ。
MC対応のPHONOがついて当時定価 138,000円

まさかの純A級でした。

早速通電。
ランプは点く。
天板は暖かい。
いや、暖かいなんてもんじゃないぞ。
10分の通電でやけどレベル。
怖くなり電源OFF。

今日はここまで。


黒いユニット

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IGTさん宅にお邪魔いたしまして、
ご自宅のシステムを聴かせていただきました。

つい先日、お披露目の「エアサスペンション付きショートBH」が鎮座。
その時はFE103Enが装着されていましたが、
目の前にあるのは見慣れない全身黒いユニット。

FaitaPRO 4FE35-8

カッコいいルックスにグッときました。
深いプレスのフレームは黒。
見た目からしてかなりの高剛性。
これでいいんだよ!
無駄に豪華な限定版ばかり出すメーカーは爪の垢を煎じて飲んで欲しいものです。

これまた黒い不思議な素材のエッジ。
布でもゴムでもウレタンでもない。
何だろコレ。

そして織り目が見える浅いカーブの黒い振動板。
この材質も見た目では分かりません。
カーボンでもゲブラーでもなさそうです。
まさか布?
センターキャップは今時としてはかなり小さ目です。

これが、いい感じで鳴ります。
荒れたところがなく、
情緒的に音楽を聴かせてくれます。
女性ボーカルはしっとり艶やか。
それでいて、楽器の粒立ちがいい。
音楽に没頭できるタイプで
ハッキリ言ってFE103Enより好みです。

IGTさんのショートBHとの組み合わせは
大きな欠点が見当たりません。
低域もバランス良くワイドレンジで鳴っています。

しかも3,000円以下と安いらしく、
俄然、興味を持ちました。
中程度のバスレフ箱に入れれば、
誰でも高品質なシステムができそうな素性の良さを感じました。

繊細なプリメインアンプとの組み合わせも実にいい。


完成予想図

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向井アンプ、チビチビと進んでいます。

ゼロからのパーツ集めなので、とにかくそろわない。
通販にすべきなのか、秋葉原なのか、
どの店舗にするのかと、
分からない決断、いと多し。
キットはやはり高いだけの価値があります。

そろわない重要パーツの一つにシャーシがあります。
向井さんはコンパクト、IGTさんは奥が長いもので共にアルミシャーシでした。

ところがトランスが入るシャーシがない。
いや、あるんでしょうけど、
すごい高さのシャーシが必要です。
IGTさんのは、カバーを浮かせて対応してました。

中に入らないなら、上に乗せよう。
板でいいんじゃね?

真空管アンプはベース上に重要パーツが並んでカッコいい!
バーチベニアベースの真空管アンプもあったな。

巨大なコンデンサーを並べたりってのも憧れますが、
今回のアンプで上に乗せるのはトランスだけになりそうです。
あまりノッペラボウなのもデザイン的にいただけないので、
アンプ部は放熱板を露出させましょうか。
イラストでは上に放熱板が張り出していますが、
実際はツライチぐらいになりそうです。

基盤は板の下にぶら下げればイケそうです。
覆いは必要なので3Dプリンタで作るか。

たいして大きくないとは言え、
電源基盤の電解コンデンサー高をどうやって逃げるかが問題だな。

結構楽しいな、アンプ作り。

作戦会議

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いよいよ秋葉原にアンプ材料を求めて出撃しました。

パーツ一覧を忘備録として記します。

1 ヒューズホルダ 350円 田中無線電機
2 トグルスイッチ 350円 田中無線電機
3 ON-OFFパネル 90円 田中無線電機
4 ヒートシンク54×50 2個 計280円 秋月電子通商
5 スピーカー端子 1400円 小沼(ラジオセンター)
6 マイク用3P端子コネクタ 700円 小沼(ラジオセンター)
7 マイク用3P端子 850円 小沼(ラジオセンター)
8 マイク用2P+シールド線 1m 363円 九州電機
9 電源2Pコネクタ 120円 山本無線
10 ガラス管ヒューズ2A 30mm 200円 小沼の隣?
11 RCA端子 ?円 小沼の隣?
12 スキットル一式 660円 千石電商
13 2連ボリューム A-203
14 電源コード用ワイヤーストッパー
15 放熱両面テープ

一部店舗と金額が定かでありません。
入手後に新高円寺に移動して、
lGTさんと作戦会議です。
結果、

6 マイク用3P端子コネクタ
7 マイク用3P端子
8 マイク用2P+シールド線

この3つは電源部とアンプ部を接続するためのものとして購入しましたが、
抜けやすいとのことでボツ。
ネジ固定できるものを後日、購入することとなりました。

13 2連ボリューム A-203
実は2連ボリュームは規格が分からないため購入できず、IGTさんにいただきました。
ありがとうございます。
さらに

14 電源コード用ワイヤーストッパー
15 放熱両面テープ

までいただきました。
重ね重ねありがとうございます。

IGTさん自作のアンプ郡を見せていただきました。
緻密な部分と緩い部分が混在していて、
分かったような、分からないような。

作戦会議の結果、足りないものは
・3ピンコネクタ、オス、メス各4セット
・3芯コード
・スピーカーセレクタ用トグルスイッチ
・アンプゴム足
・ボリュームノブ
・インジケーター用LED
・同抵抗
・内部配線部材

シャーシは非磁性体の自作で乗り切りたいと思っています。

夜は向井さんも合流して、
濃密かつ記憶に残らない会議を続行いたしました。
確か、銀がどうとかこうとか…

トランス到着

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トランス到着。

東栄変成器 
0-12-15-24-25-27-30 5A 電源トランス 
商品名[J-305]
代引 9,384円

思ってたのと全然違う。
トロイダルトランスみたいな平べったいのを勝手に想像していたので、
大きさにびっくり。
こんなにデカいのか!

サイズ感としては
ソフトボールぐらいかな。
あるいは、
ひとまわりデカいルービックキューブ大。

想定していたアンプケース内に納めるのは全く不可能。
ケースの上に乗っけるか?
あるいはトランス抜きの電源基盤ケースを作って、そっちをトランスの上に取り付けた方が現実的に思えるぐらいです。

しかも重い。
ひたすら重い。
想像の4倍は重たいです。

物量原理主義バンザイ!

トランス本体がブレス金属ケースに収められているのは助かります。
固定のハードルがグッと下がります。

しかし、何だろうな、
この中途半端な囲み具合は。
頭と尻がモロに露出です。
どうせなら全部カバーしてくれれば、
高級真空管アンプみたいにカッコよく配置できるのになあ。

露出部分は金属端子がさらにむき出しで、
上列 5A
0V 12V 15V 24V 25V 27V 30V
下列
0 90V 100V 110V

上列15Vのところだけに(CT)と書かれています。

IGTさんによると使用する端子は、
一次 0と100V
二次 0Vと15Vと30V
二次の15Vを基盤のGに繋ぎます。
CT=Gって意味なのかな?

端子部分の保護も考えないと感電の可能性があります。
アンプケースとの固定方法、どうしよう?


ハンダゴテをポチる

202302231920208e7.jpeg




「敵を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」
『孫子』

敵たるアンプ基盤を制圧するためには
己の弱点を知ることが大切です。


じゃ、弱点しかねえ!

仕方がありません。
しらみつぶしのローラー作戦といきますか。

まずははんだ付けだ!
手元のハンダゴテは30Wと40W。
スピーカーユニットやネットワークのはんだ付けならいいけれど、
基盤が相手となると、
素子破壊の未来しか見えません。

さらに、アンプにいいと言われる銀入りハンダには高い温度が必要となり、よりデリケートです。
最適なハンダゴテが是非とも必要です。
で、ポチりました。

 goot203/Gootハンダゴテセットと書籍「目で見てナットク!はんだ付け作業」
                          15,004円       

セット内容は、
温度調整機能付きハンダゴテ、
はんだこて台、
こて先(数種類)、
はんだ吸い取り線、
ハンダ、
フラックス、
解説本。

ほぼアンプ材料代に匹敵する金額をハンダゴテに投入しなければいけないとは弱点恐るべし。

よーし、待ってろよ基盤!
次の弱点は回路知識だ。

命名「向井アンプ」(追記あり)

20230219084550bf4.jpeg




先日の「新作SP発表会」は盛況のうちに終わりました。
その時ご持参いただいた向井さん自作アンプが良かったので、自分でも作ることにしました。

アンプ作りは初めてなので、
向井さんにいろいろと教わりました。
ありがとうございます。
敬意を込めてこれから「向井アンプ」と呼びます。

アンプ部
イトウ電子部品 TDA7294 (2,600円)
これはモノラルアンプ なので2つ必要になります。

電源部
イトウ電子部品 パワーアンプ用 ±50V以下 電源基板キット(2,580 円 )
に別途電源トランス 東栄変成器 J-305 (8,130円)を組み合わせます。

この先、考えられるハードルは多い、たぶん。
まず、必要な部品を決めて取り寄せないといけません。
列記しますと、

・シャーシ×2
・電源スイッチ
・インジケータ
・ボリューム
・ボリュームダイヤル
・アンプ部と電源部の接続ケーブル
・配線材
・電源コード
・固定ネジ
・絶縁ワッシャー
・放熱器
・導熱グリース

こんなにあるのか…
「向井アンプ」ホントにできるんだろうか?

そうこうしているうちに、
イトウ電子部品からアンプと電源の基盤が届きました。

あれ?素子がバラバラ。
え、基盤から組み立てるの?
マジか。
しかも組み立て説明書が入ってないぞ。
納品書と回路図はあるけど。

それにしても驚くほど小さい。
アンプ基盤なんてアルフォートだよ。
こんな狭いところにハンダ付けをするのか、私が!

ますますハードルが上がっていく。

まずはハンダコテだ。
手元の30Wと40Wだと、
素子を壊す予感しかありません。
あと、ちゃんとしたハンダもだ。
組み立て図は確かメーカーHPにあったっけ?

か、がんばります。

追記
向井さんの師匠のIGTさんより指令です。
●ヒューズは絶対必要。2A〜4A
●ヒートシンクも必要。TDA7294は絶縁してください。5cm×5cm以上。
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