2018塩ビ管オフ会7

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7番手は古舘@横浜さん、

「ウッドホーンツィーター+JSP方式ウーファー」

もうびっくりなのが、ウッドホーンツィーターが手作りなこと。
リボンツィーターをドライバーにして、
前面に拡散板とウッドホーンを取り付けています。
ベニヤの積層面が美しい仕上げです。
ウッドホーンツィーターを取り付ける支柱も積層で製作されています。

資料によると、
ウーファーはDYNAVOXの5インチ。
クロスは5kHz、ダクトチューニングは39Hzです。

さあ音出しです。

1曲目はイーグルスのホテルカリフォルニアのライヴ。
スネアドラムが印象的なイントロです。
私がこの曲でチェックするのは、
歓声が沸いた時の地響きのような超低音が再生できるかどうかです。
うーん、よく分かりませんでした。
あまり低域は伸びていないのかなとも思いましたが、
次の曲でそれが間違いだと分かりました。

ホテルカリフォルニアでは再生できなかった地響きがしっかり再生です。
一瞬、本当に地震かと思いました。
ホテルカリフォルニアでは歓声にまぎれて聞き逃したのかもしれません。

f特レンジの広さは驚異的です。
重低音から超高音までしっかり再生できる、超ワイドレンジです。
締まった伸びのある低音は気持ちよく、
音楽ジャンルに関わらず全方向に弱点がありません。
むりやり探すと、ウッドベースでは音階が弱くなる部分があるのかなと感じました。
感覚的には110Hzぐらいのような…。
特製図ではそんなことはないので、あくまで感覚的ですけど。

ツィーターはクセもなく繊細なリボンっぽい音にやっぱり感じました。
ホーンのある無しで比べると違うのかもしれません。

ウッドに限らず、ホーンってすっごくあこがれていました。
ウッドの規則的な積層面を見ているだけでご飯3杯はいけます。
それを自分で作ってしまう木工作技術には恐れ入ります。

失礼を承知で言ってしまうと、
下のウーファーを突き板仕上げにすれば、
200万円/1台で売れるなと思いました。

2018塩ビ管オフ会6

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6番手は私、ケイ、

「3段スチロール」

「思ったよりいい音だった」
そんなお褒めの言葉を多数いただきました。
ありがとうございました。

2018塩ビ管オフ会5

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お昼をはさんで5番手は古賀さん、

「14litter ported box」

ユニットはAlpair10Goldでしょうか。
マークオーディオの14cmユニットが付いたブックシェルフ型です。
正面に小さなバスレフダクトがあるMDFの箱で、バッフルにザクりを入れてユニットを落とし込んでいる丁寧な造りです。

さて、音出しです。

口径の大きなフルレンジだけあって、余裕のある鳴り方です。
低音は豊かで量感重視です。

女性ボーカルもクリアで高域にも余裕が感じられます。

水音の再生ではSPの外側にも音象があり、広さもあるのですが、
中央定位がちょっと甘いようなも感じました。
俗に言う、口が大きいっていう状態で、
左右の試聴位置にもシビアな印象がありました。
口径とバッフルサイズが影響しているのかもしれません。

気のせいかもしれませんが、
ソースの品質のばらつきがあるような気がしました。
スーザン・ボイルさんのボーカルはすばらしく滑らかなのに、
「君の名は」のヒロインは中高音がやや荒れていたような…。

アフリカ音楽では高音でチリチリ音が混ざっていたようにも聞こえました。

ダクト径が小さいのは、これが試作機だからだそうです。
本作は何と球形の陶器製。
球内に収まるダクトにするとこの径になってしまうので、小さいのだそうです。

本作もぜひ聴きたいです。

2018塩ビ管オフ会4

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4番手はコニさん、

「前後左右開放点接続フラット振動板スピーカー 試作3号機」

メインユニットは平面振動板で振動ユニットはダイナミック型です。
振動ユニットは手作りのスチレンボード振動板に爪楊枝で接続されています。

ボディはホワイトウッド製で、木軸工法で矩形振動板を支持しています。
試作機なのにこのまま売れそうなぐらいの美しいフィニッシュです。
上部には無指向性ツイーターが取り付けられています。

音出しです。

後方に広い音場が現れます。
反射の強い壁材のものすごい大空間で演奏しているかのようなピアノです。
音質もそうなのですが、そういう音場が現れるのです。
目を閉じると広いホールにいるかのようです。

チェロは2mぐらい後ろで演奏しています。
ツイーターのつながりも自然です。

オルガンの超低音は共振してしまっていましたが、
教会感が出て他のスピーカーでは得がたい音です。

マイケル・ジャクソンではソースのせいかf特レンジが狭く感じました。
マイケルのボーカルはなぜか今までと違い、SPと同列に定位しているように聞こえました。
ポップスは苦手なのかもしれません。

和太鼓では、遠くで鳴っているような感じがしながら、
各音が明瞭という不思議な感覚です。

スピーカーユニットの評価に「音離れがいい」という言葉があって、
スピーカーの存在を感じさせないスピーカーがよいとされていますが、
この機体はそれを最高レベルで具現化したものだと思いました。

この先の試作機や、試作を超えて完成作品が本当に楽しみです。

2018塩ビ管オフ会3

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3番手はKO球さん、

KO球さんらしいきれいなMDF加工技術でつくられたスピーカーが3種です。

最初はかわいい機体の「Dソー1」です。
何と、ダイソーの300円スピーカーのユニットを使ったそうです。
1コ150円…。

音出しです。

すっごくまともな音がします。
いや、いいです。
スッキリした女性ボーカルが美しい。
フルレンジにありがちな分割振動の荒れも感じません。

また、音場はカチッとした定位ではなく、
ふわっと広がった音場が形成されていました。
しかも前後にも明確な音像があって、
ピアノは右奥から、ボーカルは中央手前に音像があり、
頭を振ってもそれは変わりませんでした。

低域レンジは思った以上に伸びており、Hi-Fi 再生もいけると感じました。

2番手も300円ユニット使用で、塩ビ管を使い少し大きくなったバスレフ型の「Dソー2」です。
大きくなってもさすがにオルガンの低音再生は苦しいものがありました。
音色は1番手と同様でしたが、不思議な音場はこちらはありませんでした。
容積が大きい分、1より低音が出ていました。
ポップスは軽やかです。

3番手はfostexM800を使ったキューブ型の「DAYS M800」です。
驚く事に、和太鼓のブルブル感がよく出ていました。
ドラムは軽さは感じますが、音の分離がよく聞こえました。

KO球さんは、高いユニットも安いユニットも使いこなしが本当に上手で、いつも驚かされます。
素のMDF仕上げは商品レベルの美しさです。

ダイソーユニットを2セット買いました。
あと2セット追加で買おうかな。
ワクワクするユニットです。

2018塩ビ管オフ会2

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2番手はグレープさん。

「MS-06J ホワイトオーガー」

見た目は望遠鏡です。
ユニット交換ですぐにでも反射望遠鏡になりそうです。
前面に油圧ダンパーの支柱があって真上にも向けられます。

下地にサーフェイサーを吹いた白い機体は仕上げがとてもきれいです。
ギミックがあって仕上げがきれい…。
このパターンは期待ほどでもないという事が多いのですが…。

さあ、音出し。

びっくりです。
何でしょう。この切れのある伸びた低音は!
あの筒に何かある。
あ、きっとケルトン型だ。中にウーハーが入っているに違いない。
だってダクト穴が後ろにあるから。

「工夫はありますが、一応バスレフです」

グレープさんの一言でまたもやびっくり。
6cmユニット一発でここまでの音を出すなんて、
今までのスピーカー制作の常識が覆ります。

電気的にムリに増強した低音ではなく、
パッシブならではの良質な低音再生です。
コントラバスのゴリゴリ感まで出ています。
ダクト設計にムリがあると中音がよどむということがありますが、
ピアノも濁りなく再生、高音のタッチも生々しいく、
ゆったりしたジャズがいい雰囲気です。

音場はSP間に並びます。
上向きも試していただきましたが、正面向きの方が好みかな。

内部構造は複雑でした。
バッフル一体で内部の塩ビ管が外せて、外の塩ビ管も含めて3重構造です。
内部は4気室あるいは5気室に別れていて、それぞれ小口径の多数の穴で連結されています。
この小穴はユニットサイズを考えるとダクトとして機能していそうです。
つまり、クワトロバスレフ?
それとも3気室の中央折り返しの共鳴管?
「サイレンサーモジュール」という方式だそうですが、
全然理解が追いついていきません。
エンジンのサイレンサー?
間違っていたらごめんなさい。

イラストには描けなかったのですが、
ダクト端は多数の小さな穴で気室をつなげています。
バスレフダクトの動作をしそうなものもあれば、
単なる穴もあって、中を見せてもらっても、
本当に理解が追いつきません。

とにかく、今までの常識がぶっ飛びました。
こんな衝撃は久しぶりです。
さすが「パイオニア賞」受賞作品です。

2018塩ビ管オフ会1

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「集まれ!塩ビ管スピーカー」の関東オフ会がゴールデンウィークに横浜で開かれました。

会長をはじめ、スタッフの皆さん、ありがとうございます。

トップバッターは「集まれ!塩ビ管スピーカー」会長のたてちゅうさん。
「グフ風塩ビ管スピーカー」

機体は深い青のツートンに塗られて美しいです。
1回塗りとは思えないきれいさです。
ステレオ誌のパイオニア6cmユニット使用です。
配線コードはモチーフに倣って片側から垂らしています。
お手間を取らせましてすみませんでした。

形式としてはシングルバスレフになりますが、
塩ビ管エンクロージャーを折り返して共鳴管の機能も付加した複雑な構造です。
資料によると管長は160cm、ダクトチューニングは114Hz。
エルボー部分に吸音材を使用しています。

さあ、音出しです。

とにかく定位がいい。
ビシッと決まって音像も小さい。
特に中央定位が抜群で女性ボーカルは中空にあります。

ユニットのせいですが、中高音は少し荒れた感じもあります。
逆にそれがフルートのリアルさにつながっているような気がします。
トランジェントも良く、ピアノの粒立ちがいい感じです。

エレキベースの分離もいいのですが、ウッドベースはもう一伸びが欲しいです。
高音は小口径らしく伸びており、6cmフルレンジとしては驚くほどのワイドレンジです。

おしいのは、この会場だともうちょっと音圧あれば、良さがもっと伝わったかなということです。
次は4コ使いなんてどうでしょうか。

今回トップのこの作品のすばらしさに、お隣に座っていた生ジャズに詳しい方が驚いていました。
「みなさん、こんなにすごくいい音なんですか?」
「(私を除いて)そうですね」
「すごいですね」
「(私を除いて)みなさん今年は特にすごいですね」

クセ無くユニットの性能を引き出した良機だと感じました。
何でこれが落選するかな…。

2017スピ再技研10



この日の4番手は私ケイの「ザクザグ」
基本構造は、小型バスレフのAパーツ、ただの箱のBパーツ、ダブルバスレフのCパーツを組み合わせて使います。
全部使うと、ダブルバスレフケルトン型バスレフスピーカーですが、
AC型だと、
両方駆動でタンデム型ダブルバスレフ、
Aのみ駆動でドロンコーンダブルバスレフのバスレフ型という得体の知れないスピーカーになります。

ホントにみなさんにご協力いただきまして、
いろいろなパターンを聴くことができました。
ありがとうございました。

Aパーツは1.8リットルバスレフとBパーツも使った6.8リットルバスレフの違いがほとんどないのが、
私としては面白かったです。

2017スピ再技研9



この日3番手は高橋さん、
「楽器構造を導入したスピーカー」

どこか愛嬌のある躯体はバスレフ型です。
ウクレレ構造をスピーカーに転用して、
前後の板厚は左右に比べて薄く作られています。
また、その前後板にはT字部材を左右とは接触しないように貼り付け、響きのコントロールもしています。
塗装はつや消しカシュー。

高橋さんの作品にいつも感心するのが、
その木工技術です。
あまりご本人はアピールしないのですが、
こういうテーパー仕上げが本当にうまいです。

ユニットはFOSTEX FK10P
10cmフルレンジのサブコーンにシェラックニスを塗布して、音色のコントロールをしています。

さあ、音だしです。
ダブルコーン型らしい張りのある音です。
トランジェントが良く、アタック音の立ち上がりが良好です。

応答性の高さが音質にも現れて、ライブのピアノはリアルで女性ボーカルもクリアな感じです。
シェラックニスの効果か、ダブルコーンのクセもうまく抑えられていて、ホールトーンの余韻も伝わってきます。
音場感は抜群に良く聞こえます。

ダクトチューニングは75Hzですが、測定F特では50Hzまで再生できているようです。
そのダクトにはアクリル板で仕切りが作ってありました。
余計な低音振動を抑制するのに役立っているのかもしれません。
低音は分離重視でスネアドラムの乾いた感じがうまく出ています。

若干ピアノの音にクセを感じる場面もありましたが、ダブルコーンのネガをほとんど抑え込んでいます。
響きをうまくコントロールしてハイスピードな楽器再生をする秀作機体でした。











2017スピ再技研8



続いて加藤さん

2週間前の改良版です。
5cmフルレンジをウーハーとして3発とツィーター1発を約2500Hzでクロスオーバー接続させた2wayです。

ボイド管の躯体は前後にベニヤ板をはめ込んでいて、
ものすごく頑丈にできています。
JSP方式で、ダクトを含め全て同軸で配置されています。

さて、音だしです。
イーグルスのホテルカリホォルニア。
イントロのスネアドラムは楽々再生で
低域はかなりのワイドレンジです。
このライブ音源を聴きどころはもう一つあって、
歓声に混じって極低音が地響きのように混じっていると私は思っています。
さすがにそれはうまく聴き取れませんでしたが、
驚異的な低音再生能力があります。

全体的には柔らかな音質でしっとりとストリングスを奏でます。

青江三奈の左chから聴こえるエレキはリアルです。
同じく同じく左のシロフォンも澄みきった感じがいいです。

この部屋はかなり音響がいいとは思うのですが、
中低音にどよーんとした響きが乗るように感じます。
この機体も部屋の影響か、その傾向が感じられました。

定位は同軸構成にもかかわらず普通に聴こえました。
不思議なことに高域はスピーカーの背後に、
それ以外の音域は手前に定位しているような聴こえ方です。
高域が遅延しているのでしょうか?
エコーっぽいような変な響きは乗ってこないので、
気のせいかもしれません。

このスピーカーはとにかく低音の音圧が高く、
ユニットの口径を感じさせません。
むしろ低音が出すぎるぐらいです。
5cmにしてはすごいではなく、口径無視ですごいのです。

スピーカー製作は面白いと改めて実感させてくれた優秀作です。



2017スピ再技研7



スピーカー再生技術研究会、2回目のオフ会です。
前回から2週間後の10/9(体育の日)に中野ゼロです。

トップバッターは鈴木会長。

MCAP-CRの初号機、初めての多自由度バスレフです。ダクトが違うダブルバスレフが上下に配置された構造です。
細身のパイン製の躯体は角が丸められて美しく、納められたユニットはTangBang W3-517SB、
ゲンコツ型の木製フェイズプラグがパインとマッチしてます。

さて、音出しです。
パガニーニ。
ほぼフラットな特性に聴こえますが、
中低音は量感がやや薄めな印象です。
スピーカー同列に楽器が定位しています。
音場感はあまり広がらず、定位重視のようです。
なぜか左chのビオラの音圧が強く聴こえます。
そういうソフトなのかな?
弦楽器のピチカートはすっごくリアルです。

続いてオルガン。
包み込まれるような音場感は少ないのですが、
ブルブル震えるような低音まで出ていて、
非常にワイドレンジなことが分かります。

オペラでは女性の声も濁りなく艶やかに再生していますが、
わずかに左chがビリついているような気配があります。
別ソフトでは右もピリピリしていたので、音量が大きかったのかもしれません。

特質すべきは、弦楽器の低音の良さ
チェバロの響きや、ウッドベースの階調表現が見事でした
また、部屋の影響が少ない低音再生で、
試聴位置の影響があまりありませんでした。

ユニットの素性の良さを引き出し、
充分な質の良い低音再生のできる見事な機体でした。

近作の音場型スピーカーもこのユニットでやってほしいなあ。


2017スピ再技研6



最後は私ケイの「K-N1」
パークオーディオのアルミコーンウーハーをフルレンジとして作ったスピーカーです。

かなり長い時間を使わせていただき皆様に感謝です。

更にこの会を運営されていらっしゃる、
鈴木会長、加藤さんには、更に更に感謝です。

この後の飲み会ては、参加者多数で盛り上がりました。
副会長の松さんにお会いできなかったことが残念でしたが、次期会長候補も見つかって会は安泰だぁ〜。

2017スピ再技研5



スピーカーの石田さんって言ったらどなたを思い浮かべますか?

オーディオ評論家の石田善之さん。
録音技術もさることながら、優れた木工技術で理論的に作られたスピーカーが思い浮かびます。

そして匠の名がふさわしいKenbeさんこと石田健一さん。
これまた驚異的な木工技術を駆使したBHBSでコンテスト優勝は数知れず。
個人的には彼のチューニング技術こそ驚嘆に値するかと。

さらにもう一人の石田さん。
音の入り口から出口まてを自作して、トータルの音作りはマネできる人はいないと思われる、石田隆さん。

自作マルチアンプて駆動するマルチウェイスピーカーを得意としています。(たぶん)
今回は3ウェイスピーカーの「mini対向3Way」

もう外観が奇抜すぎです。
大中小の3つの太鼓のうち、大中がブラブラとぶら下がっています。
100均の荷物紐でぶら下がっていて本当にブラブラ。
ユニットは太鼓の両面に対向にお互いに連結されて固定されています。
理論上、ユニットの一次振動はゼロになります。
ユニット同士の共振、干渉を避けるため、支柱は最低限の強度しか持たせていません。

自作マルチアンプでこの3ウェイを駆動します。

いやはや、驚きの高音質です。
見た目と音質のギャップがここまで大きいスピーカーは珍しいです。
3ウェイなので当たり前ですがワイドレンジ。
マルチウェイらしく、荒れた部分は感じられず、
ひたすら低歪率のスッキリした音です。
更にユニットごとの音質をうまくそろえています。

ボーカルの淀むことなく艶やかです。

楽器ではヴァイオリンやピアノの倍音再現がよく、美しい響きを再生します。
オルガンも低音のブルブル感もしっかり再現。

これだけの音が再生できれば、もうスピーカー製作はやめにしてもいいんじゃないかと思う出来です。

あえて難を言うと、音が美しすぎて、
リアルという方向性ではないのかな。かな。
また、他のフルレンジ機体に比べると、楽器の音像が少し大きいかなとも感じました。
もっともユニットを左右に向けて鳴らしているので、致し方ないところですが。

石田さんのスピーカーって、
トランジェントが良く、低歪、そして美しい楽器再生で、いつも石田さんの音がしていると感じました。

個人的には今オフ回のナンバーワンでした。



2017スピ再技研4



カノン5Dさん、「S-065」

共鳴管の折り返し音道の幅が開口部周波数にどう影響があるかという研究から作られたスピーカーです。
こういう基礎研究って大事だよね。

ユニットは例のムック本のFostexの方です。
フェイズプラグの付いたカッコいいデザインです。
ある意味Fostexらしからぬ外観です。

コンパネを活用した躯体は木の地色でツートンになっていて、なかなかオシャレな雰囲気です。

レンジのまとまりがよく、バランスが取れています。
全体的には軽い音質ですが、中低音の分離も良く、
ウッドベースはスッキリと階調が分かります。

これまた、Fostexらしくないのですが、
中音の荒れが少なく聴こえ、張りのあるボーカルが美しい。
フェイズプラグのおかげでしょうか。
例えは悪いのですが、歌謡曲を聴くのにピッタリだなと感じました。

後半はカノン5Dさんが代表を務めるAudiFillの「PR-83Sol」98,000円(ペア)
驚愕の分厚い檜のムク製エンクロージャーです。

一聴して感じたのは、「あ、Solだなあ」

ワイドレンジで爽やかな音質で、カーペンターズを美しく奏でていました。

2017スピ再技研3


加藤さん、「PMP-600」
実物のフィニッシュはきれいですよ。
ステレオ誌のコンテスト応募作品です。

ボイド管を使った太鼓のような形です。
多自由度バスレフのM-CAP型で、
2本のダクトはダブルバスレフになっていて、
それぞれ共振周波数を変えています。

とにかくボーカルが美しいスピーカーです。
中低音の淀みもなく、女性ボーカルも艶やか。
定位も抜群です。

ジャズの各楽器の分離も良好。
6cmユニットとしてはワイドレンジです。
弱点はやはりユニット。
どうも高域の伸びが足りないように聞こえてしまいます。
ニアフィールドならいいのかな?
ただ、フルートの乾いた感じはすっごくリアルでした。

2017スピ再技研2



あいねけんさんの「TQWTたすE1」
スピ再技研初登場です。
E1のEはイコライザー。

細長いTQWTは1回折。
ファルカタ材の機体はむちゃくちゃ軽い!
最近のトレンドは「安くて軽い」のような気がしてきました。

ユニットはステレオ誌のムックでパイオニアの方です。
また、ユニットがビミョーにセンターを外しています。
言われるまで気づかなかったよ。

イコライザーにはトグルスイッチが4こ付いていて、パラメーターを変えられるそうです。
接続端子はイコライザーにはなくて、ちゃんと機体の後ろにあります。
凝っています。

最初はカーペンターズ。
全体にソフトで低音は量感重視です。
TQWTらしさが出ています。
レンジ自体はせまいのですが、十分な低音が出てます。
ハープのピチカートもしっかり再生しています。

エンヤにソフトを変えます。
ボーカルが前面に出てしますが、低音はややボンつくなあと思っていたら、
ビリついた後に急にボーカルが荒れました。

残念ながら、ユニットを痛めてしまったようです。
イコライザーのスイッチでどう音が変わるか聴きたかったのですが、本当に残念です。

ユニットを替えてもう一度聴きたいスピーカーでした。





2017スピ再技研1



スピーカー再生技術研究会のオフ会です。
場所は元に戻って「中野ゼロ」

まずは鈴木会長作「PDP5D-CR vet.2」
多自由度バスレフと音場型を組み合わせた機体です。
シリパラで6個の激安スピーカーが接続されています。
金額1個150円也。

音場型だけあってフワッとした音がスピーカーの後ろに広がります。
音場型にしては音像は比較的小さくまとまって定位は良好です。
全体的に軽い音質で、低音が出ていないのかなと思ったら、和太鼓のブルブル感やスネアドラムのドシンとくる感じがよく出ており、多自由度バスレフが効いていることがわかります。

途中で同じユニットをツィーターとして追加したら、中域が厚くなってさらにいい感じです。
また、バスレフダクトを正面に向けた方が帯域バランス的にいいなと思いました。

ハイ上がりなユニットだとは思うのですが、もう少し伸びが欲しいと感じさせるのは、臨場感です。
高域のキラキラ感がもう少しあれば、より音場型が生きるように思いました。
残念なことに音質にややクセを感じました。
AMラジオっぽい中高域の山があるように感じます。

昨年度も同じような音の傾向があったので、
これが鈴木会長の音なのかもしれません。

例年に比べるとスピーカーの存在を意識させるような、音離れが良くないフィーリングがあるので、
もうちょっと軽い振動板かマグネットの強いユニットにして、同じ機体で聴いてみたいなと強く思いました。

しかし、信じがたいほどのローコストユニットをここまで使いこなすとはさすがです。




スピーカー再生技術研究会2



私は落選作の「三段スチロール」を持って行きました。

さて、音だしです。

小田和正。
うわっ!
出だしからダメだ。
ボーカルが濁ったようにボンついています。
ソースを切り替えたくなるのをじっとガマン。

明和電機。
思ったよりはマシですが、やはり中低音の分離が良くない。
キーボードの音がイマイチです。

これで待ち時間1時間は罰ゲームのようです。

ギャグが上すべりなのはいいとして、
改善点が見えてきました。

これほどの入力は初めてだったので、
箱の強度か不足していたようです。
いったん補強を外して、組み直す必要がありそうです。

箱の表面の振動面積を分割していく方向で考えています。

皆さま、ぉ講評ありがとうございました。

スピーカー再生技術研究会1



クリスマスイブにスピーカー再生技術研究会のオフ会に行ってまいりました。
朝、5時に出発して八王子です。

例年以上にダラダラとセッティングしていい雰囲気です。

鈴木会長の「Col」
いかにも上下合体のようなデザインですが、
その通りです。
現地で組み立てていました。
あ、イラストの金具の位置が間違ってますね。

音場型ということで今回一番楽しみにしていた機体です。

最初の曲はバロック調です。
チェンバロかな。
音場が左右に大きく広がります。
スピーカーの後ろに広い空間が出現しています。
それでいて音像定位も抜群です。
音場と定位を両立しているのが素晴らしいです。

音そのものは、
帯域は広く感じますが、高音にちょっとしたクセのようなものがあって軽い雰囲気です。
また、低音の薄さがより軽さにつながっているようです。

ただし、音離れは抜群でスピーカーの存在も感じさせません。
例えば悪いのですが、映画館のスピーカーにいいです。


と思ったら、この会場、場所によって音が違うらしいのです。
後ろの方から最前列に移動すると…。

F特の問題点はオールクリア。
高音のクセもなくなり、低音も力強くなりました。
アンプを替えたらさらにいい。
女性ボーカルもスッキリ爽やかです。

ところがですよ。
今度は音像の中抜けです。
真ん中の音像がぼやっとしてしまいます。

この会場、天井と床の反射に違いがあって天井反射がやたらと強い感じなのです。
アッパーに取り付けたカンターレ社製5インチスピーカーからの音が反射しすぎて音像をぼやけさせているのかな?
後ろの席ではそんなことはなかったのですが…。

音場型はやはり部屋の影響を強く受けてしまうようです。
ご自宅ではそうとういい感じで鳴っているのではた推察いたしました。

多自由度バスレフは、
広い帯域を小型のフルレンジで実現できることが最大の利点なので、
点音源で回折の影響を排除した方向で発展するかと思っていたのですが…。


これからの発展がとても楽しみにです。

ヤキモキ

stereo誌のスピーカーコンテスト、書類審査をパスしたなんて思っていません。
ええ、全く思っていませんよ。
ホントに。

20151017171024664.jpg

でも、どうなんでしょうか?
応募された方々のブログを拝見しても
合否に関する記事が見当たりません。

stereo誌を読み直してみます。
やっぱり、落選者には連絡がこないシステムです。
書類審査を通過した場合は、ハガキが来て、
スピーカー本体を10/27までに送るようにと書いてあります。

もう連絡がこないと本体の発送が間に合わない時期なんじゃ…。

もう全然期待なんかしていませんので、
ハッキリ知りたいです。
きっと合格者にはすでにハガキがきているんだよね。
まだハガキがこないっていうのは、落ちたってことなんですよね。

あの〜、ハガキが来た方は情報上げていただければ助かります。




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