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集まれ塩ビ管スピーカー2014その4

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4番手はベテランKO球さん、
スキャンスピークの5cmです。
内部にもう1つユニットがあるというのでタンデム式かと思ったらケルトン式のようです。
リア下部にダクト開口部があります。

ケルトン型って私もいろいろ試したことがあるのですが、同口径同士だとイマイチメリットが少ないんですよね。
ボディも大型になるし。

ところがこのスピーカーはケルトン型としては極めて小型で、木目の美しい正統派ブックシェルフ型(死語か?)です。
本当にケルトン型?

発表スタートです。
小型の躯体だけに音場感と定位に優れます。
音像は小さくビシッと決まります。

ユニットの特性と思われますが、しっとりと落ち着いた音で聴き疲れしないような雰囲気です。
しかしややハイ落ちのような気もします。
中域はやや紙っぽいクセを感じましたがどうなんでしょう?

反面、5cmユニットとは思えない程低音はかなり伸びているように聞こえました。
いつも思うのですがKO球さんの造るSPって躯体の縦横比が美しいんですよね。
どこがどうと訊かれると困るのですが…。


もうひとつはタンバンのユニットを使ったやや小型のスピーカーです。
方式が分からないのですがバスレフ式でしょうか?
制作途中とのことで表面はMDFそのままのようです。
穴のテーパー加工がみごとです。

こちらはハイ落ちのように感じてレンジが上下に狭い印象をもちました。
オケのピアノは美しかったです。

双方とももっとじっくり聴きたかった作品でした。

集まれ塩ビ管スピーカー2014その3

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3番手はカノン5Dさん「S-042」。
いかにも塩ビ管といった立ち姿のスピーカーです。
長い躯体が共鳴管に見えますがダブルバスレフとのこと。
ユニットはフォステクスの新作FE103-Solで赤銅色輝くフレームが特徴です。
塩ビ管下の板の取り付け方がゴーカイでちゃんと立つのか心配しました。

このユニット、値段の高さに驚きました。
コイズミ無線で7,020円です。2個だったら14,040円ですよ。
いやがうえにも期待が高まります。

流れるような弁舌で発表がスタートです。
一聴して感じるのは、フォステクスのFEらしいカラッとした明るい音だということです。
弾けるような中高音に目が覚めます。

音場感がすばらしく、スピーカーの存在を忘れさせてくれます。
定位音像も小さくまとまって良好です。

中域の暴れが少なく荒れた感じがしませんが、
楽器の粒立ちがはっきりしているので長時間聴くと疲れるかもしれません。

華やかな高域に比べると低域の音圧レベルはやや控えめですが、
サックスは金管の良さを保ちながら、きつすぎない聴きやすさもあります。
和太鼓はもう少し重低音のブルブルした感じが欲しいところですが、
トランジェントの良いユニットのようでリアルに感じます。

中域も淀むところがなく女性ボーカルも美しく再生です。

欠点を見つけ出すのが難しいすばらしいスピーカーでした。
惜しむらくはもっと大音量で聴きたかったことです。

集まれ塩ビ管スピーカー2014その2

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2番手はKentaroKumagaiさんの「Linkwitz PLUTO 」です。
非常に丁寧な仕上げのホワイトペイント躯体で、塩ビ管で作ったのが信じられない美しさのスピーカーです。

特筆すべきは、
ユニットより小さい経の塩ビ管の先をテーパー加工でぴったりの口径まで広げてユニットを取り付けていることです。
驚異の加工技術!
いったいどうやったの?

不格好だけど音が良いっていうのが塩ビ管スピーカーのアイデンティティーだと思っていたのですが、
こんなに美しいボディーが作れるなんて…。
塩ビ管ってすばらしい!

ウーハーが16cmSEAS L16RN-SL 、ツイーターはフルレンジの AURA NSW2-326-8Aの密閉型2WAYです。
どちらも白銀に輝くメタルコーンです。
KentaroKumagaiさんの「音場型です。」という言葉で発表スタートです。

まずはサイモン&ガーファンクルの「スカボローフェア」。
2WAYのワイドレンジが実感できます。
ですがどうも「どよーん」として中低域の音の分離が良くない印象です。
S&Gって録音があまり良くないように思うので音源の問題かもしれません。
あるいはウーハーとつっかえ棒でつながっているツイーターの柱が共振しているのかもしれません。

ちょうど目線上にウーハーがあるのでよく見えるのですが、
密閉型にしては振動板の振幅が大きいので破損しないかとヒヤヒヤしました。

音場型だけあって包み込むような雰囲気があり、
シロフォンは後ろの方に定位していました。
ただやっぱりボーカルが淀むような感じがあって気になっていましたが、
ツイーターの向いているベストポジションに移動するとすっきりボーカルに変わります。
視聴位置がピンポイントでしかも音場型という不思議なコンセプトのスピーカーです。

ソースを変えると今度は音像が前に出てきます。
これも視聴位置によって印象が変わります。
高域が伸びていないように感じる楽器もあって、いろいろな表情をもつスピーカーです。
音源のせいかなあ、ホントに分からない…。
部屋とのマッチングも悪いという可能性も高いですね。

今回は実力がうまく出なかったようですが、塩ビ管加工の可能性を示した秀作でした。

集まれ塩ビ管スピーカー2014その1

今年もやってまいりました、集まれ塩ビ管スピーカー2014オフ会です。
今年はわたしのエントリーはなしですが、またいろいろなスピーカーが見られるのでルンルンで会場へ突入です。
恒例の横浜ラ・ポールです。

主催のたてちゅうさん、なーおさん、他の方々には感謝感謝です。

たてちゅう1 001


トップはたてちゅうさん「KOALIEN2」です。
ステレオ誌の5cmスキャンピークユニットでみごと本戦出場の作品です。

やや、つや消しの黒い機体が精悍な印象です。
詳しい構造が分かりませんがマルチバスレフで、ダクトは背部に底部に1本ずつあります。

さて発表開始です。
一聴して、中域のクセが少ないなと感じました。荒れたりきついところがありません。
ややハイ上がりなのか華やかな印象ですが、不思議と落ち着いた感じもします。
この5cmユニットを聴くのは初めてなのですが、8cmと似たキャラクターを感じます。

口笛の倍音がうまく再生できているようで残響がリアルで美しいです。
ハーモニカもいい感じで中高域の楽器の分離も良好です。
ベースラインもはっきり聴こえますが、低域の伸びはそれ程ではないようです。
量感と締まりのバランスがよく、ダクトチューニングが絶妙です。

鈴の音はきれいに聴こえましたが、シンバルは透明感が今ひとつでユニットの限界かもしれません。

音像はスピーカー位置に横に並びます。
これは私の視聴位置が悪いのかもしれませんが、中央低位は甘い感じがしました。

圧倒的なワイドレンジというスピーカーではありませんが、
すべてにウェルバランスのいいスピーカーでした。

さよならPL-70LⅡ

pl-70l2 001_NEW

永らくしまいこんでいた思い出の品にさよならです。

パイオニア PL-70LⅡです。
ローズウッドのボディの上品なデザインが好きでした。
オイルダンプされたトーンアームが大きな特徴のアナログプレーヤーです。

自分で追加したブチルゴムなどを丁寧に除去してから、
オーディオ中古ショップへ持ち込みました。

査定低下の要因がいくつかあったようです。
まず、カウンターウェイトを固定しているシャフト先端が下がっています。
あちゃーっ、仕舞うときにウェイト位置をゼロにしておくべきだったのかも…。

それからターンテーブルのゴムシートのべたつきも査定マイナスみたいです。
でもべたついてるのって裏だけなんですけど…。

さらに不可解なのがアームがストレートだということ。
オプション品だとのお店側の説明でしたが、PL-70LのⅡ型はストレートが標準だったような気が…。

反論むなしく査定額4千円となりました。

ボディもアクリルカバーもつやつやできれいなんだけどなあ。
さよならPL-70LⅡ。ああ、わが青春。
これで聴いたビリー・ジョエルは本当にいい音でした。


マイブーム

SANY1108.jpg


スピーカーを内側に向けて寝っ転がって聴いています。
ヘッドホンにすればというアドバイスはスルー!
スピーカーが好きなんです。

青りんご

青りんご

職場の同僚がモノ自慢にやってきました。

うやうやしく宝石箱みたいな黒箱を開けると中からずっしり重いリンゴ?
おお、これはっ!

ビートルズの全曲USB!
職場だったので音は出せませんでしたが、あれはいいものだ。

ステレオ誌コンテスト番外

賞外

賞外なのですが、過去2回上位入賞の鈴木清一郎さん「1WAY オールホーンスピーカー」
塗装もピカピカのすばらしい仕上げです。

またもやレギュレーションギリギリサイズと思われる巨大ホーンスピーカーです。
一言で言うと「低音大王」
1ユニットながら低音音圧が一番高く感じられた作品です。
全体的には歯切れが悪い雰囲気もやや感じますが、とにかく低音の厚さはトップレベルです。
フロントホーンの影響か高域の伸びは抑えられている感じですが、ボーカルにホーン臭さはありません。

とにかくこの巨大なバックロードホーンをしっかり駆動していることに驚きました。
入賞しないことにも驚きました。

ステレオ誌コンテスト7

グランプリ

グランプリです。
鈴木伸幸さん「heptagon」

今回の入賞作品の全てはデモの後半組です。
まさか、前半作品のアレやコレが入賞しないということに驚きました。

説明を受けてやっと7角形ということに気づきました。
イラストがゆがんでしまってますが、実物は正7角形です。
容積は7.7リットル。

音出しです。
音場感が良く広がりを感じます。
中域は荒っぽさもありますが、それが華やかさにつながっています。
全体的には明るい音で、一つ一つの音が良く聞き取れる高分解能です。

シンフォニーは遠くで鳴っているようなフィーリングがリアルです。
でもまあ、全体的には特長がないかなあなどと思っていました。

ところが、オーケストラの小太鼓のパンッという音の立ち上がりが抜群で、
本当にその場で鳴っているように聞こえました。
この中高域の立ち上がりに勝るのは他には加藤剛さんの「GAMATAMA-MULTI」だけでした。
内部構造が分からないのですが高剛性を誇るエンクロージャーが効いているのでしょう。

誰にでも出来るやり方で丁寧な作業がすばらしいという講評でした。
これ、誰にでもできないよ…。

ステレオ誌コンテスト6

第2位

第2位は河野雅幸さん「K-71 Aigis」。

あれっ、これって見たことあるなあ。
ステレオ誌2005年7月号「工作人間大集合!!」に確かそっくりなのがありました。
でも色が違うかな?
オメガの岩田さんに伺うと大きさが違うとのことでした。
失礼いたしました。

実際、内部構造も全く違っていて、工作人間の方はバックロードですが今回はTQWTです。
いつもながらフィニッシュレベルに脱帽です。
シート張り仕上げなのですが、とにかくきれーい。
本体を傾けている後ろのつっぱりもきれーい。

音出しです。
ボーカルはスキャンピークらしい華やかさがあり、やや上向きなのが効いているのか少しキツく感じます。
中域はメリハリがあって教会コーラスが前面に出ます。
中低音は量感重視でおっとりした感じでしょうか。
少しボン付くようなキレの悪さも感じます。

どうも、この会場との相性が悪い雰囲気です。
もうちょっと条件のいいところで聴きたかった作品でした。




ステレオ誌コンテスト5

3位

3位です。
あれ?去年のフォステクス賞みたいなスキャンピーク賞はないようです。

3位は、なーおさんこと沖野直毅さん「スター」。
すっきりした外観作品が多い中、かなりの異彩を放っていた作品です。

バッフル回折でのピークギャップを嫌って凸凹形状のバッフルが星形です。
塩ビ管のリアの気室からベニアの第2気室、そして竹中さん考案の3Dスパイラルホーン部へとつながります。
第2気室と3Dスパイラルホーン部は横断面が定在波対策で星形で、
しかもユニットを偏心配置しています。
ダブルバスレフ部のポートはフツーのものとは違う設計で、第1ポートの設定周波数の方が第2ポートのものより低い設定です。
なーおさんによると、第2ポートからの中音のもれが少なくなるそうです。
3Dスパイラルホーンの中音漏れの弱点をうまくカバーした構造です。
全体構造を言葉で言うと、「逆ダブルバスレフ3Dスパイラルスピーカー」となるのかな?

色も特異で、下が青と黒、バッフルがクリア塗装です。
グフカラーというご意見もあったようですが、宵の明星明けの明星をイメージした配色だそうです。
誤解してました。すみません…。

音出しです。
中低音がたっぷりしています。ギターの胴鳴りも豊かでふくよかな音です。
ベース音の分離も良好です。
中音は高解像ですがややサ行がきつく感じます。
この機体に限らないのですが、このホールはバッフル面を上に向けるととたんにサ行がきつくなる感じがします。
音場感もよくホールトーンが心地よいです。

シンフォニーのバスドラムのきっちり再生でき低音の伸びはなかなかですが、
なぜかスケール感がやや小さくまとまったフィーリング。
なんでだろ?

一見キワモノに見える機体ですが、、審査員の先生がおっしゃるように理ずくめの正攻法のスピーカーだと感じました。
ふくよかな低音に支えられたクセのないワイドレンジで3位にふさわしい機体でした。




ステレオ誌コンテスト4

審査員特別賞

審査員特別賞です。
趣旨がよく分からない賞ですが、何かがすごいスピーカーに贈られているような気がします。

花島実さん「グサイ204 SHORTELDER」
ユニットが縦に4発並んでいます。
何か変だなと思ったら、バッフルが湾曲しています。
小口断面を見るとすっごく厚い単板です。
本当に曲げたのでしょうか?

本当でした。
アルミホイルに包みアイロンで加熱して曲げていったそうな。
板材は米タモ。バットに使われる堅い木のようです。

すげー。

音出しです。
豊かな音です。
中域の荒さが全くなく、素直なボーカルです。
この素直さがかなりの高域まで伸びてホールトーンが美しい。
単板をエンクロージャーに使うとホールトーンが良くなることが多いように思います。
70Hzと50Hzのスタガードバスレフの低域はすごく伸ばしているという感じではありません。
シンフォニーでは音の分離がやや良くない感じもしましたが、かえってリアルです。

以前聴かせてもらったkenbeさんの機体もそうですが、
縦並びの4発配置は中域が非常にきれいに鳴る印象があります。
BOSE的な解釈でいくと個々のピークが平均化されるからなのでしょうか。
ヘタに電気でイコライジングするより確実な方法に思えてきました。
ユニット代がかかるけど…。





ステレオ誌コンテスト3

ステレオ賞

ステレオ賞は柳忠義さん「青い金魚」。

シアンの丸い躯体にレモンイエローの水玉でおめでたい感じの外観です。
後ろに尾びれがあってその下にバスレフダクトがあります。
材質は陶磁器。
過去にも陶磁器製のエンクロージャーの1次突破はありましたが、入選するのは初めてです。
ユニットは接着した木枠に固定しているそうです。

ふくよかでゆったりした音を奏でますが、ギターの運指もしっかり再生する繊細さも持ち合わせています。
音場感は良好で奥行きが感じられます。
中音域は素直でいいのですが、低音のレンジはさすがに苦しくベースラインの分離もややイマイチです。
どうやら量感重視のダクトセッティングのようです。

今回は丸いエンクロージャが3つ1次突破しています。
第1回の時は私の「GAN-9」の通っていますので、丸いスピーカーは通りやすいのかもしれません。

副賞のステレオ誌1年分のアナウンスに会場から羨望のため息がもれました。

ステレオ誌コンテスト2

グッドサウンド賞

グッドサウンド賞は大城重美さん「10F-Twin Drive」。
珍しいぐらいに正統派の箱形バスレフでどこか懐かしいデザインです。
端正なイメージです。
フロントにわずかに角度をつけてユニットが2つあります。

「あの置き方間違いだよねえ。」
などとお隣の方と話していましたが正しいらしいです。


嫌みのない音です。
女性ボーカルが美しく、角度を付けた一方がこちらを向いているせいか高域が伸びます。
低音は下まで伸びて厚いのですが、シンフォニーのバスドラムまでは苦しい感じです。
聴き進めていくとボーカルが荒れた感じにも聞こえますが、入力がやや大きいのかもしれません。
音場、定位は自然でいい感じでした。

ところで、表彰式では「グッドサウンド賞」と「ベストサウンド賞」という二つの言い方をしてましたが、どっちなんでしょうね?

このスキャンピークのユニットははっきり言ってどんな箱でも破綻はしません。
特に中高域はどの機種もほとんど同じ明るめのすっきりした音傾向です。
フォステクスの暴れ馬みたいにはまった時はすごいけど外れるとまるっきりダメってことがありません。
スキャンピーク社恐るべし…。

ステレオ誌コンテスト1

グッドデザイン賞

2012ステレオ誌のスピーカーコンテスト授賞式に行ってきました。
12時会場、12時半からデモって招待ハガキに書いてありましたが、
12時過ぎに到着するとデモが既に始まっていて、数機種聴けませんでした。

昨年までとは違って、デモブースは一カ所なので聴きやすいです。
ただ、デモ音楽の時間が短かくてスピーカーの音色がよく分かりません。

なんだか、いつもよりバタバタした感じで授賞式が始まりました。
入賞作を紹介していきたいと思いますが。

最初にお断りいたしますが、音に関するところは私ケイの独断と偏見とプラシーボによるものです。

まず、グッドデザイン賞、高木秀直さん「3Dスピーカー」。
何で、台の上に空気清浄機が乗っかっているのかと思ったら、これがスピーカー!
見事すぎる曲線です。
上のフタみたいなのは上向きユニットの反射板なのでヒンジを下げても本体とはフィットしません。
塗装も含めてメーカー製家電にしか見えません。
材質はFRP。どうやらその道のプロらしいです。
バックロードっぽく見えますが、ダクト末端にホーン構造をとりいれたバスレフだそうです。

音出しです。
4発あるせいか中音が厚く、多発使いらしくゆがみ感が少ない感じです。
反面、反射させている高域は弱く聞こえます。
重低音もちょっと苦しい。
おしいのはボーカルの下がややよどむような雰囲気があります。

音がどうこういうのはヤボってもんでしょう。
とにかく驚愕のフィニッシュレベル。
こんなの誰にもできるって訳ではありません。
プロの技術レベルの高さを目の当たりにしました。
グッドデザイン賞にふさわしい作品でした。


スピ再技研その9

大沢さん

ラストは大沢さん「まこちゃんMPR-2」。
白黒ツートンの多重共鳴管式です。
第1気室にバスレフポートが2つあってそれぞれに共鳴管があるMCAP型の発展系です。

形が特異です。
共鳴管なので縦長なのは分かるのですが、ユニット下には四角い穴が背面まで貫通しているし、背面には袴のような衝立があります。
ユニットはステレオ誌おまけのスキャンピークですが、振動板にアルミシートが貼ってあって銀色です。

音出しです。
ドラムがリアルです。
音の立ち上がりがすごくいいです。
低音は伸びがあるもののベース音は分離が悪く聞こえます。
定位、音場はあまりいい感じがしません。
スピーカーの設置間隔が狭いのかもしれません。
高域は振動板が重いせいか控えめです。

お次はユニット交換です。
サブバッフルで簡単にユニットを交換できます。
ユニットはダイトーボイスの安いやつ。型番をうかがうのを忘れていました。
大沢さん、普段はこちらのユニットで音楽を楽しんでいらっしゃるようです。
一言で言うとマイルド。
トランジェントは中庸で高域は素直に減衰しているようです。
肝心の低音はやっぱり分離がイマイチに感じます。
特質すべきは中音域です。
非常にクリアで女性ボーカルがさわやかに出ます。
暴き立てるような音ではなく、穏やかに聴かせるスピーカーです。

スピ再技研その8

石田ケンさん

7番手はケンさんこと石田さん。
アンプの達人の方です。

今時珍しい薄型スピーカーです。
正方形のバッフルも珍しいですね。
変な波模様の壁紙がバッフルに貼ってあってインパクト大です。
ユニットはPARC製17cmコアキシャルです。

フロントに端子が2組あってバイアンプ駆動になります。

音出しです。
穏やかで品のいい音です。
ゆったり鳴っていますが、低音のキレが侮れません。
ボーカルが非常になめらかに聞こえます。
トランジェントはいい意味で抑え気味でポリプロピレン振動板らしいフィーリング。
PARC製品らしく中域はスピーカーの全面に定位します。

聴いているとこちらもリラックスしてきて眠くなってきます。

実はPARCオーディオ鑑賞会で一度聴かせていただいた機体です。
その時よりも低域の分解能が上がって締まりがいいように感じましたが、
石田さんによるとアンプ以外は何も変えていないとのことでした。

コアキシャルユニットってそこそこ鳴らすのは簡単だけど、しっかり調整するのが難しいっていうイメージでしたが、
ここまでの高みに到達できるのいう驚きの実例でした。


スピ再技研その7

中山

6番手は中山さん「電磁型薄型スピーカー」自作のスピーカーユニットです。
作動原理はフレミングの何とかですが、形が特異でとにかく薄い。
パンチングメタルが両面にあり厚さは数ミリしかありません。
そのパンチングメタルの端から配線コードが伸びています。

「音が悪いです。」
そんな紹介でしたので、昔のAMラジオみたいな、あるいは拡声器みたいなクセのある音かなと思っていました 。

さて、音出しです。
薄い金属板から本当に音が出ています。
事前入手の特性図のように確かに低音は出ていません。
でも、変なクセは全く感じません。
ピークやギャップやゆがみもない上質な音ではないでしょうか。
問題は低音が出ないことだけに感じたのでスコーカーとしてならすぐにでも実用可です。

会場にあった箱形スピーカーで簡易バッフルを作ると低音が出ます。
ユニットの改良とエンクロージャーで相当のレベルまで追い込めるポテンシャルがありそうです。
コストが問題ですが、ハイエンドユニットなら許される金額にならないでしょうか。

同原理のツイーターもご持参いただきました。
スーパーツイーター?
鈴木会長のシステムにつなぎ音出しです。
高域のアタックがシャープになっていますね。

でも単純な好みで言えば私はつけない方が好みでした。
イメージとしては高域が伸びるのではなく、フルレンジでも十分出ている部分のレベルが持ち上がったようなフィーリング。
また、なぜかツイーターの方が早く音が出ているような気もしました。
早い分だけアタックに差が付くような感じです。
ツイーターの位相だけが早いってあるのでしょうか?

私が興味を持ったのはフルレンジの方です。
中域の暴れもなく素性の良さをすごく感じました。
来年、改良版を聴きたいな。

スピ再技研その6

中田さん

5番手は中田さん、「SSC-X試用デモ」。
SSC-Xというのはスピーカーの特性をパソコンでコントロールできるソフトです。

周波数特性はもちろんのこと、遅延特性も変えられるとのこと。
すごいなあ。

スピーカーがないとダメなので「GAMATAMA」に引き続きご登場願います。

まずはスイープ音でなにもしないスピーカー特性をマイクで測定します。
次はパソコン画面で補正特性を調整です。
再度、スイープ再生で確認。

驚いたのは補正技術より、鈴木会長の耳の良さ。
ボケッと聴いていたので、変わったのかどうなのか全然分かりませんでしたが、
会長は一聴しただけで高域ピークがなくなっていることを指摘。
すごいなあ。

何度かやってもらうと、なるほどちょっと違うかなぁ。

音楽再生であるなしを比べてみると、
確かに違います。
特に低域の補正は分かりやすかったのですが、どっちがいいかと言えば何もしない方がいいようにも聴こえました。

短い時間なのでこのソフトの威力を結論つけるのには早いと思うのですが、
アクティブイコライザーは中高域の補正は良好な結果、低域はスピーカーとの相性があるようです。
今のところ、低音はメカニカルで制御っていうのに分がある気がしました。


スピ再技研その5

加藤さん

4人目は加藤さん「GAMATAMA multi」。
事前情報で私が一番楽しみにしていた機体です。
ユニットはステレオ誌付録のスキャンピーク。
丸いヘッドユニットに下半分がワンタッチで取り替えができ、バスレフ、ダブルバスレフ、MCAPと構造を変えることができる可変型のスピーカーです。

丸いヘッドは花火の殻に使われる紙製です。
もともとは5mm厚の殻に新聞紙やカシュー塗料で更に剛性を高めてあり、触らせてもらうとカッチカチです。

まずはヘッドユニットのみのバスレフ。
さあ、注目の音出しです。
ガツンと出てくる音のパンチに驚きました。
あのスキャンピークとは思えないガッツのある音です。
大音量の立ち上がりをいとも簡単にやってのけます。
球の剛性もありますが、リアから引っ張るユニット固定が効いているのかもしれません。
ひずみ感がなくキレが抜群ですが、ユニットのトランジェントに頼ってる音ではない感じです。
低音もソリッドでいいです。
サックスがのびのびと鳴り、音場も良好。
ジャズだけでなくシンフォニーもいいです。
あえて難を言うと高域の伸びはもう少し欲しいところです。

お次は円筒形のゴミ箱みたいなのを接続してダブルバスレフです。
先ほどのシングルバスレフより低音の量感が増し音圧も高くなっています。
音が左右に広がり、サックスがスピーカーより外側に定位しています。
音場に広がりがあるという言い方もできますが、妙に逆相の疑似音場っぽい感じも受けます。
中高域はスキャンピークらしい繊細さも持ち合わせています。
音を聴いているとなぜか眠くなります。

さあ、最後はMCAP、多自由度バスレフです。
もう、宇宙にもいけそうな形になっています。
でも、仕上げは民芸調。
音出しです。
全てに余裕のある低音再生です。
レンジ、量感ともに優れ、分解能も十分です。
ホントの重低音以外は全部再生可能な超ワイドレンジです。
ダブルバスレフより低音のキレが上がり、中高域も楽に出ている感じがしました。
音場も自然で、いい意味でソフトな鳴り方です。
とても10cmフルレンジとは思えない鳴りっぷりです。

初めから勝負にはなっていないのは分かっていましたが、同ユニット使いの「ジグザグ」の完敗です。
このMCAPがステレオ誌の本戦に出てればグランプリと思えます。

でも今までの審査傾向だと緩い低音の方が評価が高いようなので、
ダブルバスレフで本戦出場は正解かもしれないなと思い直しました。


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